オリンピックまであと1週間。7月13日(火)の読売新聞朝刊「ニュースの門」の「いざ五輪 機動隊の本領発揮」に注目しました。
・1948年5月、機動隊の前身である「警視庁予備隊」発足。終戦直後の混乱で増加した労使紛争や犯罪に対処するため。
・1957年「機動隊」に改称。全国の警察に広がった。1962年完了。
・前回東京五輪(1964)、東大安田講堂事件(1969)、あさま山荘事件(1972)、阪神大震災(1995)、地下鉄サリン事件(1995)、東日本大震災(2011)をはじめ、「DJポリス」や先日7月3日の熱海市の土石流災害にも出動。
・全国の機動隊員は約8000人。
・1994年初の女性隊員誕生以来、近年は女性隊員も増えている。
・このうち約3000人を抱える警視庁では隊員の半数が20歳代。3~5年で各警察署に異動する。
・この間、「エックス線作業主任者」や「潜水士」などの様々な資格を取る隊員も多い。
・装備も「ソフト化」が進み、盾は金属製から強化プラスチック製。
・かつては装備一式で15キロほどあったが、軽量化された。
・暑さ対策として2017年から保冷材の入るベストの導入。任務中のペットボトル飲料許可。
「警視庁の機動隊は10隊ある」というので、もう少し調べてみました。
それぞれ、ニックネームとシンボルマークがあり、各隊に特徴があります。
・第一機動隊は「近衛の一機」と呼ばれ、皇居一般参賀警備やサミットの警備を担当。
・第二機動隊は、「かっぱの二機」と呼ばれ、水難救助で活躍しています。
・他には、「ほこりの三機」、「鬼の四機」、「学の五機」、
臨海部初動対応部隊がある「若鹿の六機」、
レンジャー部隊がある「若獅子の七機」、
爆発物処理部隊がある「蜂の八機」、
水難救助隊がある「疾風(はやて)の九機」、
災害重機部隊がある「特科車両体」があります。
また各隊にはスポーツ小隊があります。卓球①、ハンドボール①、ボート②、ラグビー③、近代五種④、フェンジング④、野球④、サッカー⑤、空手道⑤、レスリング⑥、バスケットボール⑦、ウェイトリティング⑧、相撲⑧、アメリカンフットボール⑨、バレーボール(特科)
・警視庁は過去にも五輪メダリスト7人輩出。
・警視庁の機動隊は、昨年春、コロナ感染拡大から集団での訓練が一時中断。
・大会期間中、隊員たちは都内のプレハブ宿舎の8人部屋で共同生活。黙食。禁酒。
機動隊のことが少し詳しくなりました。機動隊ご苦労様です。
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