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No736 避けたい未来

 7月1日です。「1日」って気が引き締まりませんか?2020年も半分終わり、後半戦のスタートですね。学校が再開して一月が経ちましたが、いかがですか?

 

 そう言えば今日も雨ですね。昨年もこの日はよく雨が降る日であることをお伝えしました。私の実家(北区十条)は、昨日、今日、十条富士神社大祭(通称 おふじさん)が開かれ、参道に300mほどの店が並ぶのですが、よく雨が降ったのです。

 

 今日は、昨日の新聞記事の後半に中教審の初等中等教育分科会の特別部会に配布された資料「新型コロナウイルス感染症に対応した新しい初等中等教育の在り方について」(令和2年5月26日)があったので、調べてみました。

 

 「成り行きの未来(何も手を打たないと起こりうる避けたい未来)」が書かれてあったので、抜粋してみます。

 2020年度

●文科省を始めとした教育行政は、9月入学議論への対応、規制改革への対応、コロナ禍の状況変化への対応等の受け身の防戦に追われ、先を見据えた骨太で効果的な政策を打ち出せず、場当たり的・局所的な対処療法に終始した結果、初等中等教育改革の機を逸する。

 

●ICTの活用は、一部の私立学校、広域通信制高校や意識の高い教職員・生徒のなかでは進むが、特に公立学校の大多数では、設置者の縛り、全員一律一斉に始めることへの囚われ、万が一のトラブルリスクなどを理由に進まず、格差は拡大。

 

●土曜や夏休み、学校行事等が削られる一方、普段以上の速さでの詰込み授業と多くの宿題で、内容を終わらせることに躍起になる学校。負荷が高く、時間的・精神的な余白を無くした学校では、置いていかれる子供、人間関係のトラブル・問題行動・いじめ・不登校・退学等が増加。経済的な困難さを抱えストレスが高まる家庭も増えるなかで、虐待・貧困、全国的に自死者も増加。

 

 こんな未来に絶対してはいけません。子どものためにやれることからまずやってみましょう。レッツ・ビギン!