「書き出しストック」をリニューアルしました。書き出しストックとは、開発した文豪道場を支える補助的・継続的活動です。
「書き出しカード」にはせず、「書き出しストック」としたのは、「ストック=貯蔵、蓄積」から、貯めるのを楽しんでもらいたかったからです。
書き出しは、読者の興味を引く上で大事なポイントになります。文豪の書き出しは後世に語り継がれる名文が数多くあります。
子どもたちに書き出しに関心を持たせることができたら、それだけで表現する意欲が高まる魔法の薬なのです。
今回のリニューアルのポイントは、ハガキサイズの大きさにしたことです。
これを100均などで売っているハガキホルダーに貯めていくように考えました。
リニューアルした読書貯金同様、おススメ度を⭐️の数で自己評価できるようにしました。
工夫の観点も見直し、7観点にしました。
書き出しストックのオリエンテーションには、2時間くらいかけてください。
① 導入で面白い書き出しをパワーポイント等で数例紹介して下さい。
② 実際に教科書の単元で書き出しを確認してみてもいいかと思います。
③ 次に書き出しストックカードの書き方を丁寧に説明します。
④ そしていよいよ図書室に移動し、見つけに行きます。図書室が使えない時は、期間を決めて家庭や地域の図書館で見つけてくる事を課題に家庭学習にしてもよいです。
2時間目は、見つけたカードは全員プレゼンさせます。またはグループで話合わせてみてもいいと思います。時間が無ければ教室や廊下に掲示をして推薦させても面白いです。発表し、評価されることで手応えを感じることが大切です。
大切なのは、これで終わらないことです。継続することが大事です。月に1枚は増やすことをノルマにしたいです。ストックカードはいつでも書けるように置いておきます。
読書貯金同様、提出したらスタンプ、シール、コメントをしてあげましょう。国語の時間の導入で「今日は◯◯さんが、こんな面白い書き出しを見つけましたよ」と取り上げて見てあげれば良いのです。
教え子の中には1年間で50枚ほど集めた子もいます。文豪道場の時間は、いつも机の上に置いて置くようにしたこともあります。
「今日は芥川で行こうかな」なんてオシャレでしょ?
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