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No296  中高生の英語力

 昨日の朝日新聞、読売新聞の朝刊には、都道府県別の中3、高3の英語力の結果が載っていました。

   中3は英検3級、高3は英検準2級の能力があるかを基準にしています。

    中3で42.6%、高3で40.2%でした。5年前に比べて約10ポイント上がっていますが、目標の50%に届いていないのが現状だということが分かりました。

    50%以上だったのは中3で10都県市、高3で3県のみでした。

 

    中3では、さいたま市の75.5%がダントツで、福井の61.2%、横浜市の55.9%と続きます。逆に低いのは、北海道30.0%、浜松市31.2%、神戸市31.5%、新潟31.6%でした。

 

    高3では、福井56.0%、富山54.8%、秋田53.3%。逆に低いのは、宮城31.1%、埼玉31.8、奈良32.1%、福島32.2%、高知32.8%でした。

 

    福井、秋田など小学校の学力調査で高い県との関連もありそうですね。

    たださいたま市の例を見てみると、理由は、小1から中3まで一貫したカリキュラムと中学の授業時数を増やした3年間の成果としていますが、実際に英検3級合格者は、35.3%で残りの40%は、教員がその力があると判断したそうです。これでは、教員判断で左右されてしまいますから、正確とは言えないですね。

 

    小学校の指導体制も調べてみると、常勤教員のうち中学・高校の英語免許を持っているのは5.9%。一方で外国語指導助手(ALT)の活用は1万3044人で、17年度より132人増えました。

    年間指導計画の交換や授業研究などで小学校と連携している中学校は80.6%に上りました。

    皆さんのところでは、英語はどんな工夫をされているのでしょう?専科やALTがいない学校は大変ですよね?