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No167   教員業務削減を考える1  

先週12月7日(金)各新聞の朝刊に、教員の働き方改革を議論している中央教育審議会の特別部会が6日に開かれ、教員の残業時間を原則月45時間以内とする指針案が示されたことを一斉に取り上げました。

 6月に成立した働き方改革関連法の規定に沿って、初めて具体的な数値目標を示したのです。皆さんにとって他人ごとではないと思います。今週は、通知表作成で忙しいでしょうが、ちょっとコーヒーブレイクしませんか。今日は、朝日新聞(12月7日朝刊)に掲載されていた資料からです。

 

中央教育審議会が示した勤務時間短縮の主な事例(中学校)

①出勤時間の適正化 出勤を定時の8:15にすれば1日約48分、年間約160時間短縮

 8:15出勤で、授業の準備がしっかりできるのかが疑問。子どもの登校時刻も守らせないとうまくいかないと思いませんか?

②給食費の徴収など事務負担を軽減すれば、1日5分、年間約15時間短縮

 毎日の仕事ではないけれど、私立は学年会計の仕事は大変でした。こういう負担はぜひ減らして欲しいですよね。 

③休み時間中の生徒見守り、校内清掃への地域人材の参画で1日30分年間約100時間短縮 

 できるかしら?清掃見直しの声も出ていますが。清掃をしない子どもたち、知らない子どもたちがいていいのかな?新大久保のごみ問題が、あちらこちらで起きて社会問題になるような気がしてなりません。

④部活で外部活動員を活用で年間約160時間短縮

 私も部活で育った人間だから、なくしてほしくはない。いい人材が確保できるなら理想だけど。

⑤総合的な学習の4分の1を家庭や地域でやると年間約15時間短縮

 総合では、ゲスト・ティーチャーに教わる機会が多いけど、丸投げできないでしょ?