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賛燦山95 クラス替え

 4月1日です。退職しても今日は新年度の始まりを意識し、日頃には感じないピリッとした緊張感を味わいます。

 2年前のNo弐-370では、「4月1日」を取り上げました。

★4月1日

・4月1日は、「エイプリルフール」。日本では「四月馬鹿」とも呼ばれている。

・4月1日は、「新学年度始めの日」。

日本では元々入学の時期は定められてなく、以前はいつでも入学できた。

1886(明治19)年に高等師範学校が学年暦を4月1日からと定めた。

2年後の1888(明治21)年から全国の学校で一斉に学年暦が共通化されるようになった。

4月1日生まれの人は、前年度の3月末までに生まれた子たちと一緒に入学することが取り決められている。

 

・1976(昭和51)年4月1日、現Appleの前身にあたる「Apple Computer Company」が、

スティーブ・ジョブズ氏らによって創業。

・1982(昭和57)年4月1日、紙幣だった500円が硬貨として新たに発行。

・1985(昭和60)年4月1日、国営だった日本電信電話公社が民営化、「NTT」発足。

・同じく同日、国営だった日本専売公社が民営化され、「JT」が発足。

・1987(昭和62)年4月1日、国鉄が分割民営化され、「JR」グループ7社が発足。

 

・1996(平成8)年4月1日、国内初の商用検索サイト「Yahoo! JAPAN」がサービス開始。

・2019(平成31)年4月1日、「平成」に変わる新元号「令和」が発表され、天皇の即位日の5月1日から採用。

 日本初の元号「大化」から数えて248番目の元号。「令」は初、「和」は20回目。

 

 今日は新年度のスタートなので「クラス替え」に注目してみます。朝日新聞の「フォーラム」のコーナーに「当世クラス替え事情」が2回(3月24日・31日)連載されました。

◎朝日新聞デジタルアンケート(2024年2月22日~3月18日)

★自分が小学生だった時のクラス替えの頻度(185回答)

・2年に1度(63%) ・1年に1度(23%) ・クラス替えなし(6%)

 

★現在の小学校でのクラス替えの頻度(114回答)

・1年に1度(62%) ・2年に1度(18%) ・クラス替えなし(9%)

 

★望ましい小学校のクラス替えの頻度 (185回答)

・1年に1度(64%) ・2年に1度(23%) ・クラス替えなし(1人)

 

★伏木久始教授(信州大・教育学)の話

・全国的に、小学校のクラス替えの頻度は高くなっている。

・同級生と長い時間をともにし、担任が何から何まで面倒を見て、信頼関係を育てるような従来型の「クラス」が限界に来ている。特に都市部ではその傾向が強い。

・クラス替えのメリット・デメリットよりも、そもそも「クラス」はどうとらえるか、問い直す必要がある。

・様々な大人が関わる工夫が重要。

・クラスの枠が柔軟になり、教室に多様性が認められれば、子どもは自分の居場所を見つけやすくなり、公教育からはじかれてしまう子は減る。

・クラスは固定化されたものだ、というイメージが変われば、不公平感を募らせることも減る。

・クラス替えは人間関係をリフレッシュさせる効果があるものの、「合わない」子や先生を避けるという発想だけではいけない。

・合わない人がいてもうまくやっていく力を身につけるためにも、クラスはあってよい。

・どの子もクラスから排除されないよう、クラスという枠を柔軟に設定し、多様性を認めていく議論が必要。

 

 いかがですか?「どの子も担当する子」、「どの子も排除されないクラス」、「固定化しない柔軟な設定」、「多様なかかわり」という視点が必要な気がします。