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賛燦山92 情報的健康(日米韓3か国調査)

 今日は、3月26日(火)の読売新聞にあった「情報的健康 日米韓3か国調査」の結果に注目してみます。

・読売新聞と山口真一准教授(国際大)は日米韓の3か国で行った調査(昨年12月中旬、15~69歳のインターネットやSNS利用者に実施) 。

★偽情報を見抜ける人はどれくらいいるか?

・実際に拡散した「政治」「医療」「健康」「美容」の各分野の15個の偽情報の真偽を尋ねた。

◎「誤り」と見抜いた割合 日本(27%)、米国(40%)、韓国(33%)

◎「わからない」 日本(35%)、米国(17%)、韓国(29%)

・日本では判断を保留する人が一定の割合でいる。

◎「正しい」と信じ込んだ割合 日本(37%)、米国(43%)、韓国(38%)

・全体で3割以上が誤認していた。

 

★検証行動

・日本は米韓よりも実施している割合が少なかった。

◎「何のために情報が発信されたかを考える」日本(44%)、米国(79%)、韓国(71%)

◎「発信主体の情報を確認する」日本(47%)、韓国(74%)

◎「1次ソースを調べる」日本(41%)、米国(73%)、韓国(57%)

◎「テレビ・新聞・雑誌で確認する」日本(47%)、米国(68%)、韓国(58%)

・日本はほとんどが半数以下で、最多の検証行動は「ネットで他の情報源を探す」(55%)。

 

★生成AIへの評価

◎「良い影響」 日本(30%)、米国(39%)、韓国(52%)

・韓国では「良い影響」と答えた人は半数以上。 

◎「悪い影響」 日本(26%)、米国(37%)、韓国(24%)

・日本、米国は肯定的・否定的な評価が伯仲。

◎「どちらともいえない」 日本(44%)、米国(23%)、韓国(25%)

・日本では、慎重に考える人が多かった。

 

★生成AIが与える悪影響

・日本は、「なりすましや詐欺などの犯罪」(62%)、「思考力の低下」(49% )、「偽・誤情報による世論操作」(44% )・・・

・「人々の業務が奪われる」米国(53%)、韓国(50%)、日本(31%) 米韓の方が雇用に与える影響を懸念している。

 

★AIで生成されたものを見分けられるか?

・「自信がある」 日本「映像」(9%)、「文章」(12%)、「音声」(16%)どれも低い。

 

★生成AIが与える良い影響

・「作業を代替させコスト削減につながる」日本(55%) 、韓国(47%)  日韓1位

・「代替させることで、人々が革新的な内容の業務に集中できる」米国(35%)

 

★デジタル用語の認知・理解

・日本では「アテンション・エコノミー」「フィルターバブル」「エコーチェンバー」と言った用語の認知率は3か国で最低。

・日本はデジタル空間の特性に関する理解でも正答率は3か国で最低。

・「フィルターバブル」理解の正答率 日本(49%) 、米国(69%)、韓国(54%)  

・「アテンション・エコノミー」理解の正答率 日本(54%) 、米国(69%)、韓国(65%)  

 

★情報を得ている媒体

・日本は、①ネットニュース(89%)、②テレビ(83%)、③新聞(39%) ④動画共有サービス(25%)

・韓国は、①ネットニュース、②テレビ、③動画共有サービス(53%)

・米国は、①テレビ(67%)、②SNS(62%)、③ネットニュース

・日本では、新聞やテレビ局などの報道機関が取材・作成したネットニュースを情報源にする傾向。

・米韓は、SNSや動画共有サービスのネットでのサービスを情報源にしている人が多い。

 

★媒体別の信頼度

・日本は、①新聞、②ラジオ、③テレビ 

・韓国は、①テレビ、②ラジオ、③新聞

・米国は、①テレビ、②新聞、③ラジオ

・日本では新聞が1位、米韓はテレビが1位。

・日本は全体的に評点が低く、ニュースなどを懐疑的に見る傾向。

 

 いかがでしたか?3か国を比較してみると国の特徴が出ていますね。私も情報を漠然と信用してしまう1人かもしれませんが、ぜひ「情報的健康」であるように意識していきたいと思いました。