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賛燦山91 不登校予測システム

 早速竹橋の国立近代美術館「MOMATコレクション」(¥500、65歳以上無料)に行ってきました。たくさんの作品を鑑賞してきました。

 今日は、昨日の朝日新聞「教育」欄にあった、AIを使って子どもが不登校になる兆候を把握する試みが学校現場で始まっているという情報を紹介したいと思います。 

★不登校予測システム

・内田洋行(教育商社)とバークシャテクノロジー(AI企業)が協力して構築。

・元になったのは、バークシャが金融向けに手がけるリスク検知のアルゴリズム(計算手順)。

・保険の不正請求などを事前の予兆から見抜くアプローチを応用。

 

・出欠、保健室の利用状況、学力テスト、タブレット端末に自ら記録した日々の心身のデータをAIが分析。

・不登校になるリスクを算出し、高い順に、赤、ピンク、オレンジ、黄色で色分け。

・システムを見る権限は、校長と教頭に限定。

・高リスクの中に気になる子がいれば、担任の把握している情報とも確認しながら理由を探る。

 

★埼玉県戸田市の取り組み

・昨年12月に市内の全小中学校に実証研究として導入。

・客観的根拠に基づいた教育施策を掲げ、子どもにまつわる情報のデータベース化やその利活用を積極的に議論。

・不登校予測は子どもの内面の機微に触れる情報を扱うため、個人情報保護の専門家らによる有識者会議で慎重に議論。

・ねらいは「少しでも先手の支援を子どもたちに行うため」(戸田市・教育政策室長)

 

◎ガイドライン(2022年)

・データ利用の目的 「不登校の可能性の早期発見と支援」を1つとして明示。

・留意点 ・教職員の気づきのサポートにとどめる ・差別的な取り扱いの禁止 ・内心の自由の保障など。

・子どもや保護者への説明 学校を通じた通知でどのデータを集めて、何に使うかを説明。

・保護者が利用を拒める「オプトアウト」方式で理解を求める。(申し出たのは極めて少数)

 

◎AIを予測に使う是非

・国内に十分な規則がないため、世界に先駆けて法規則を整備するEUの「AI法」を参考。

・AI法に照らし合わせ、問題はないと判断。 

 

★AIサービスに詳しい巻口歩翔氏(デロイトトーマツ)の話

◎AI活用の留意点

①AIが示すのは「「正解」ではなく、統計的な値に過ぎないことを意識すること。

・あくまでも人間の判断を支援するツールとして使うことが肝心。

②社会の変化を念頭に置くこと。

・AIは過去の情報を元に判断するが、実社会は常に変化し、前提も変わる。 

 

・AIが赤としない児童でも、日々のちょっとしたしぐさから先生なら見抜けるかもしれない。

・データ化できない部分に人間が注力することに意味がある。

 

 いかがでしたか?AI不登校予測がどの程度早期発見できるんでしょうね?

しかし、大事なのはその後の支援ですから。

 管理職しかシステムが見られないのも疑問です。逆に管理職は、仕事がますます増えて大変ですね。なり手が減るのではないかと心配になります。