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賛燦山75 薄れつつある上京へのあこがれ

  今日は、読売新聞の「ニュースの門」にあった「『憧れの東京』に異変?」に注目しました。首都圏の大学に通う地方出身者の割合が減っているんだそうです。

 

★首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)にある大学の新入生(文科省統計)

・首都圏以外の高校出身者 50.3%(1973年度)→32.6%(2023年度)

 

◎減少の理由

①生活費の増額(全国大学生協連合会23年調査) 

・一人暮らしの大学生の生活費(¥12万7500)、首都圏の大学生の生活費(¥14万3250)

②公立大の大幅増加 39校・学生数約6万人(89年度)→100校・約17万人(23年度)

・少子化による経営難の私立大が公立に移行。

・自治体が運営する安心感もあって地元志向に拍車。

③IT化 情報格差の解消が進む。

④感染リスク 新型コロナウイルス禍で受験や通学時の感染のリスクが広がる。

 

★県人寮

・江戸時代の旧藩主や県人会などが地元の出身者向けに設けた寄宿舎がルーツ。

・80施設(最盛期の70年頃)→41施設(現在) (全国学生寮協議会)

・建物の老朽化、利用者数の減少。

・相部屋から完全個室、女性の専用棟の新設の動き。

◎「やまがた育英会」(駒込)の例

・風呂・トイレ共用の男性 月¥6万(1日2食付き)、

風呂・トイレ居室の女性 月¥6万5000

・定員いっぱいの234人が利用。

・芋煮会や山の手一周の催しなどで、つながりを深める。

 

★上京をテーマにした作品

①「三四郎」(夏目漱石) 東京で、英語が得意で都会的な女子に恋心を抱いたり、学者や芸術家らと交流したりする学生生活を通し、青春の輝きと苦悩を描く。

②「青春の門」(五木寛之) 九州・筑豊の炭鉱で育った主人公を描く。

③「木綿のハンカチーフ」(太田裕美・1975) 都会に旅立った男性と、帰りを待つ女性を描く。

④「俺ら東京さ行くだ」(吉幾三・1984)

⑤「上・京・物・語」(シャ乱Q・1994) 遠距離恋愛がに伴うすれ違いや、東京で成功を収めて恋人に迎えに戻る決意が歌われている。

⑥「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(2005) 上京後の無軌道な暮らしぶりや、がんを患って呼び寄せた母親との日常がユーモアを交えながら描かれ、話題を呼ぶ。

⑦「横道世之介」(吉田修一・2009)

 

 「上京」の経験がない私にとって、「上京」は憧れでした。そんな友達との交流は世界が広がっていくようで、楽しかったことを覚えています。

 皆さんにとって印象に残る「上京」の物語、歌や映画はありますか?