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賛燦山60 臨時的任用教員の研修

 今日の朝日新聞教育欄の「『代役教員』 研修機会少なく」の見出しが目に留まりました。

★教員不足の実態

・年度末にかけて悪化する傾向。

・東京都小学校教員不足数 80人(昨年4月時点)→140人(昨年9月1日時点)

・北海道、大阪府、高知県などでも夏休み以降の方が年度当初より増。

◎教員不足の実態調査(昨春、公立小中学校1800校の教頭)

・6割が代役の確保に苦労。「質を選んでいる状況ではない」

 

★臨時的任用教員の研修の実態

◎文科省の調査(2022年度、129教育委員会)

・1年目の臨任教員への研修機会設定(70%)。年間平均2.6日。

・採用試験を受けて合格した正規教員は1年目、「初任者研修」と呼ばれる年間プログラムを受講。

・臨任教員には経験の有無にかかわらず研修はない。

 

★臨時的任用教員の心配例

・臨任教員は教員OB・OGなどの経験豊富な教員も多いが、一部に基本的な知識が不足している教員もいる。

・関西のある公立小の臨任教員は、わり算のプリントの答えを作る際に電卓を使用。

 「電卓では余りが出ませんよ」というと、あまりの出し方がわからないという。

・首都圏の公立小では、算数の授業で首をひねる子が数人いるのを校長が見た。

そのため臨任教員3人に対し、校長が放課後に自主研修の時間を設定。

 

★対策に乗り出す自治体

◎東京都(年に約3000人の臨任教員)

・臨任教員も視聴できるように動画教材「ベーシックスキルレッスン」を公開(22年夏)。

・臨任向け研修も内容の見直し、回数を増やすなどの拡充を検討。

◎群馬県 臨任教員対象公開講座「教師力養成講座」開始。

◎兵庫県明石市 今年度から臨任教員向け研修を拡充。 

 

★妹尾昌俊さん(教育研究家)の話

・義務教育の質の保証が危機にある状況。

・各教委は予算をかけて研修を充実させるべきだ。

・教委が年度当初から、欠員が生じた学校に派遣するための教員を一定数、確保しておく仕組みも必要ではないか。

 

 教員不足はいつになったら改善するのか?もっと危機感をもつべきではないでしょうか?

 教員にとって研修は必須。この個人差は大きいです。

 教育委員会の研修よりも自主研修する場がもっと増えることを願います。