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賛燦山31  文豪と温泉

 1月6日の日本経済新聞別冊「プラス1」の「何でもランキング」は、「文豪と東西の名湯」を専門家が選んでいました。これらの温泉は行かれたことありますか?

 

東1位 草津(群馬県草津町) 旅人が作家になれる名湯

・湯畑の周囲の石柵にはこの地を訪れた作家らの名前が時代ごとに刻まれている。

・田山花袋「温泉めぐり」 草津は「湯が烈しくって好い」と書く。

・志賀直哉「暗夜行路」の後半部分は草津で書く。

・萩原朔太郎「猫町」の「北越地方のKという温泉に滞留していた。」の「Kという温泉」は、草津温泉のこと。

 

東2位 伊香保(群馬県渋川市) 徳富蘆花ゆかりの石段

・徳富蘆花の長編「不如帰」で知られる。「千明仁泉亭」  

・兄の徳富蘇峰とともに民友社を設立してジャーナリストになるが、兄と対立。

・エルサレム巡礼やトルストイ訪問などを経て、東京郊外で半農生活。

・「みゝずのたはこと」を執筆。伊香保で兄と再会した後、病没。

 

東3位 湯ヶ島(静岡県伊豆市) 「伊豆の踊子」生んだ清流

・川端康成が、「伊豆の踊子」を執筆。その部屋を当時のままに残す宿がある。「湯本館」

・梶井基次郎も転地療養で湯ヶ島温泉に滞在し、川端とも交流。

・若山牧水は、大正11年に湯本館に滞在し、「山桜の歌」を多数詠む。

・井上靖の「しろばんば」の舞台。

 

東4位 越後湯沢(新潟県湯沢町) まさに「雪国」楽しみ豊富

・「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」で始まる川端康成の「雪国」が執筆された地として知られる。「雪具の宿 高半」

 

東5位 湯河原(神奈川県湯河原町) ライブラリ―併設の日帰り湯も

・国木田独歩の碑が万葉公園の中にある。湯河原を題材にした作品を残す。

・夏目漱石は、リウマチの治療のために訪れ、遺作「明暗」の舞台にこの地を選ぶ。

・芥川龍之介、谷崎潤一郎、小林秀雄、与謝野晶子、山本有三など、数多くの文人たちが湯河原で作品の構想を練り、筆を走らせた。

・島崎藤村は、頻繁に湯河原を訪れた文豪のひとり。

 

西1位 城崎(兵庫県豊岡市) 柳並木と個性的な7つの外湯

・1913年に列車事故でけがをした志賀直哉が湯治に訪れ、約3週間滞在。「三木屋」

・「城の崎にて」は小説の題名にもなっている。 

・吉田兼好、有島武郎の歌碑など23箇所の文学碑がある。

・「城崎へかえる」(湊かなえ)、「城崎学ぶ」(万城目学)

 

西2位 道後(愛媛県松山市) 「坊ちゃん」の温泉のモデル

・夏目漱石「坊ちゃん」に登場する温泉のモデル「道後温泉本館」で知られる。

・正岡子規ゆかりの温泉地。

 

西3位 有馬(兵庫県神戸市) コンパクトで歩きやすい古湯

・谷崎潤一郎が通った宿がある。「陶泉 御所坊」

・谷崎潤一郎は、関東大震災後に移り住んだ神戸市東灘区の自宅からたびたび通い、小説「細雪」「春琴抄」の中に有馬温泉が登場する。

 

4位 由布院(大分県由布市) 常にすばらしい宿の粋

・池波正太郎や小林秀雄などが通った宿がある。「由布院玉の湯」

・「ゆふいん文学の森」は、太宰治が東京荻窪で暮らした下宿「碧雲荘」を移築し、改装したブックカフェ。

 

西5位 人吉(熊本県人吉市) 生活の近くに湯がある城下町

・熊本県南部にあり、与謝野鉄幹・晶子が歌に詠んだ球磨川がそばを流れる。

・与謝野鉄幹・晶子夫妻が人吉を訪れたのは、昭和7年(1932)年の夏。球磨川に浮かぶ屋形船で歓待を受けたほか、球磨川を詠んだ晶子の歌は17首にものぼる。

・司馬遼太郎が、紀行文「街道をゆく」の中で、「日本でもっとも豊かな隠れ里」と記す。

 

 温泉に行ってみたくなったでしょ?西の温泉がおススメです。

 \城崎の外湯めぐりと人吉にはまだ行ったことがないので、訪れてみたいです。