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賛燦山16  灯台を振り返る

 先日私が登った「出雲日御碕灯台」は、高さ43.65mで、日本の灯台の中で一番の高さを誇っていたことを後で知りました。

・初点灯は明治36年4月1日。

・光度は48万カンデラ、夜間は約40km沖合まで達することができる。

・真っ白の外壁は石材で建築され、内壁はレンガ造りの珍しい二重構造。

・全国で16しかない「のぼれる灯台」のひとつ。

 

実は「灯台」については、2021年にNo弐-50(2021年5月16日)で取り上げていたので、ふり返ってみます。読売新聞朝刊の「ニュースの門」からでした。

★国の重要文化財(重文) 

・日本では、4基の灯台が2020年12月指定され、現役の灯台が選ばれるのは初めて。

① 犬吠埼灯台(千葉県銚子市)北太平洋航路最初の灯台。

② 六連島(むつれしま)灯台(山口県下関市) 日本最初期の石造灯台。

③ 角島(つのしま)灯台(山口県下関市) 日本海側に最初に設置された洋式灯台。

④ 部崎(へさき)灯台(福岡県北九州市) 

 

★灯台の減少

・近年はGPS機能やレーダーの発達で船と港の位置関係が測られるようになり、「光波標識」の灯台の役割が低下。

・全国の灯台もここ10年で117基廃止。3118基(2022)

 

★灯台雑学(Wikipedia)

・日本最初の灯台は、839年復路離散した遣唐使船の目印として、九州各地の峰で篝火を焚かせたと「続日本後紀」にある。

・建設が確認できる最古の灯台は、摂津国(現大阪市住吉区)の住吉大社西方にあった鎌倉時代創建と伝えられる高灯籠。

・航路標識として海上保安庁から正式に承認されている最古の灯台は、今津灯台(兵庫県西宮市)、1858年に再建。

・日本最初の洋式灯台は、観音埼灯台(1869年初点灯)

・現存最古の洋式灯台は、旧品川燈台(1870年点灯)、品川区から犬山市の明治村に移築。

・現地に建つ最古の洋式灯台は、大阪の旧堺燈台(1877年点灯)

・第二次世界大戦直前期には400基、戦後の高度経済成長期に飛躍的に増加。

・2006年日本で最後の職員滞在灯台の女島灯台(長崎県五島市)が自動化され、全ての灯台が無人化。映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台。

 

★参観灯台(常時一般公開されている灯台、現在は16灯台)

 尻屋埼(青森)、入道埼(秋田)、塩屋埼(福島)、犬吠埼、野島埼(千葉)、観音埼(神奈川)、初島、御前埼(静岡)、安乗(ありの)埼、大王埼(三重)、潮岬(和歌山)、出雲日御碕(島根)、角島(山口)、都井岬(宮崎)、残波岬(沖縄)、平安名(へんな)埼(宮古島)

 

★世界灯台100選に選ばれた5灯台

・犬吠埼(銚子市)、姫埼(佐渡市)、神子元島(下田市)、美保関(松江市)、出雲日御碕(出雲市)

 

 漢字をよく見てください。「崎」は山の様子がけわしいこと、「埼」は海洋の突出した陸地の突端部の名称で、灯台の名称には「埼」が使われることが多いんだそうです。でしょ?

 

★佐多岬と佐田岬 

・佐多(さた)岬は、鹿児島にある九州最南端の岬。

・佐田(さだ)岬は、愛媛県にある四国最西端の岬。

 

★世界一高い灯台

・ジッダ灯台(サウジアラビア)133m

・かつては最も高い灯台としてギネス記録に認定されていたのは、横浜マリンタワー(106m)。2008年に灯台の機能を廃止。