· 

賛燦山14 名前の呼び方を再び考える

  今日は初めて出雲大社の先の日御碕に来ています。初めて螺旋状の階段163段を登って灯台の上まで行ってきました。夕日が綺麗でした。

 日本経済新聞に「名前フロンティア」が連載されています。今日は、先週1月5日(金)の「社員ニックネーム制」に注目してみます。

 

★「W-PIT」(日本航空の車内公認ベンチャー)の取り組み

・メンバーは新入社員から60歳近いベテランまで幅広い。

・約200人はニックネームで呼び合う。「ピッコロ」(客室乗務員)、「ぴぐもん」(人事)など。

・2017年、松崎志朗さん(38)が社員17人で正式に始動させた頃からの大事なルール。

「『さん』呼びでは壁ができてしまう」

・ニックネームは年齢や肩書の壁を取り払うための「キードライバー」(もっとも重要な要素)の一つ。

・ニックネームは本人が決める。「自己開示をしやすく、経験や強みを共有できる」。

・きっかけは「ヤッホーブルーイング」の社員との出会い。協議の提案に訪れた時の社員の明るさ、熱さに衝撃を受ける。

 

★「ヤッホーブルーイング」(クラフトビール「よなよなエール」を手掛ける)の取り組み

・井手直行さん(56)は2009年(社長就任翌年)、社外のプログラム受講をきっかけにニックネーム制を取り入れた。

・オンラインショップの店長だった経験から自身を「てんちょ」と名乗る。

・当時は役職による上下関係が色濃く、後輩に対する呼び捨て、親しい同僚の間だけの「ちゃん」付けが多く、定着には4年ほどかかる。

・円滑なコミュニケーションを支えとして、「水曜日のネコ」などの個性的な製品開発で注目され、会社はクラフトビール最大手に成長。

 

★大手企業上司の若手部下の呼び方調査(リクルートワークス研究所、2023)

・「さん」(79.3%) ハラスメントを防ごうとする意識の反映か?

・「ちゃん」「くん」(25.2%)  呼び捨て(18.4%) 

・「ニックネーム」(8.9%)、「役職名」(9.9%)

 

★部下から課長への望ましい呼び方調査(文化庁国語世論超、2016)

・30~50代「課長」(7割前後)、20代「名字に『さん』付け」(28%)、70代以上「課長さん」(37%)

 

・「Time Tree」(カレンダーアプリを運営)などスタートアップを中心に導入が徐々に広がる。

・時代とともに共に職場での自然な呼び名は移り変わる。

 

★学校現場では?

・学校ではいじめ防止などの目的で「あだ名」や呼び捨てを禁止し、「さん」付けを指導するケースが近年えている。

・2022年2月、岐阜市内小学校では、子ども同士の呼び方を話し合い、性別に関係なく全員に使える「さん」付けが最も良いという結論に達した。

・保護者から「愛称で呼び合っても良いのでは」の声があり、考える機会を設けた。

 

・浦和第一女子高の部活動は2つ目の名前として「セカンド」というニックネームで呼び合う。

・名付けた先輩と同じ漢字を含むなど部活ごとの慣習がある。

 

 No785(2020年8月19日)で「呼び名」を話題にしました。ジェンダーの考えが広まり、名簿も男女混合に切り替わり、男女とも「さん」と呼ぶ流れが広がりました。

 私は名字の呼び捨ては禁止し、授業では敬称、日常では愛称(名前や本人が認めるあだ名)で呼んでいいことにしました。公私を使い分けることも大事だと思うのです。何でも揃える事には抵抗を感じていたいです。