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賛燦山11  樹木希林さんを振り返る2

 今日も2018年の「宝島社の広告」の樹木希林さんの広告のことばを振り返ります。

 今日は、読売新聞のアインシュタインに似させた希林さんが舌を出した写真の方にあったことばです。

 

★「サヨナラ、地球さん」

①靴下でもシャツでも、最後は掃除道具として、最後まで使い切る。

人間も、十分生きて自分を使い切ったと思えることが、人間冥利に尽きるんじゃないかしら。

そういう意味で、がんになって死ぬのがいちばん幸せなのよ。

用意ができる。片付けして、その準備ができるのは最高だと思うの。

 

②ひょっとしたら、この人は来年はいないかもしれないと思ったら、その人との時間は大事でしょう?そうやって考えると、がんは面白いのよ。

 

③いまの世の中って、ひとつ問題が起きると、みんなで徹底的にやっつけるじゃない。

だから怖いの。自分が当事者になることなんて、だれも考えていないんでしょうね。

 

④日本には「水に流す」という言葉があるけど、桜の花は「水に流す」といったことを表しているなと思うの。

何もなかったように散って、また春が来ると咲き誇る。

桜が毎年咲き誇るうちに、「水に流す」という考えかたを、もう一度日本人は見直すべきなんじゃないかしら。

 

⑤それでは、みなさん、わたしは水に流されていなくなります。

今まで好きにさせてくれてありがとう。樹木希林、おしまい。

 

 2年前の2016年の宝島社の広告もモデルを務めていました。英国の画家ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」をモチーフにした印象深い作品でした。希林さんが微笑みを浮かべながら、水面に身を横たえていたあの作品です。

 

★「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」

・人は必ず死ぬというのに。

 長生きを叶える技術ばかりが進歩して

 なんとまあ死ににくい時代になったことでしょう。

 死を疎むことなく、死を焦ることなく。

 ひとつひとつのを手放して、

 身じまいをしていきたいと思うのです。

 人は死ねば宇宙の塵芥。せめて美しく輝く塵になりたい、

 それが、私の最後の欲なのです

 

 希林さんの死生観はいかがですか?