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賛燦山8 宝島社の広告を振り返る

 今日はいつものように新聞を読みに行くと、宝島社の広告が目に留まりました。

 毎年この会社の広告に注目しています。さかのぼれば、2018年からです。今日は今までの広告をふり返ってみたいと思います。

 

★2018年(No125・126・127  樹木希林さんの宝島社の広告、10月29日~31日)

・朝日新聞は、希林さんの7人の家族写真。「あとは、じぶんで考えてよ」というコピーとともに、2016年にプライベートで撮影された夫の内田裕也さんや娘の也哉子さん、もっくん、孫たちが集結した内田ファミリーの写真。正面を向いていない希林さん、横向きのもっくんが印象的だった。

・読売新聞は、アインシュタインに似させた希林さんが舌を出した写真。コピーは「サヨナラ、地球さん」。

 希林さんの言葉は、今読み返してみても鋭いなと思います。

 

★2019年(No197 またまた宝島社の広告、1月9日)

・この年のテーマは、「嘘」。

・読売新聞は、嘘つぎが手を入れると噛みちぎられると言われているイタリアの史跡「真実の口」に手を挟んだ写真。コピーは「敵は、嘘。」。

・朝日新聞は、湾岸戦争で油まみれになった鳥の写真からコピーは「嘘つきは、戦争の始まり。」イラクが油田の油を海に流した証拠とされ、湾岸戦争本格化のきっかけとなった。

・どちらも最後は、「嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年、嘘をやっつけろ。」という強いメッセージを送っていた。

 噓に慣れてはいけないですよね。

 

★2020年(No560 宝島社の広告3、1月7日)

・読売新聞は、長谷川町子さんの「いじわるばあさん」。

・ヤなことは見えない。メンドーなことは話さない。ツゴウのわるいこと聞こえない。

 「長寿先進国おめでとう」と右下に小さく書かれてあった。

・毎日新聞は、「なんで、長生きしたんだっけ」と言って、いじわるばあさんが棺桶から出てきた。

・日刊ゲンダイは、いじわるばあさんともう一人のばあさんの会話。

 「昨日? そんな昔のこと、わからないね。」「明日? そんな先のこと、わからないよ。」

・朝日新聞は、平成元年のベルリンの壁崩壊の写真。「ハンマーを持て。」「バカがまた壁をつくっている。」

・日本経済新聞は、「次のジョブズも 次のケネディも 次のアインシュタインも、きっと、女。」絵は、ドラクロワのフランス革命を主題「にした民衆を導く自由の女神」。

 高齢化社会の課題を克服市、差別の壁を崩し、女性の活躍の道は少しは進んでるんでしょうかね?

 

★2021年(No926  宝島社の広告、1月7日)

・この年のテーマは「怒り」「暴力」「コロナ感染対策」。

・朝日新聞は、「ねちょりんこ、だめ」。絵は北斎漫画。「ねちょりんこ」は造語。

 下に書かれことばは、「濃厚接触による感染拡大は、個人の責任だそうです。」

・翌日の朝日新聞は、昔の小学校の教室、開閉型の机が懐かしい。裸足で掃除をしている少女たち。コピーは「言われなくてもやってます」。

・読売新聞は、裸の幼児が怒っている銅像。コピーは「君たちは腹が立たないのか」。

・取り上げませんでしたが日経は、「暴力は、失敗する」。

 コロナで制限が多かった頃ですね。時には怒りを爆発することがあってもいいですよね。

 

★2022年はなぜか取り上げていませんでした。印象が薄かったのでしょうか?

 この年は朝日新聞だけでした。コピーは「男でも、首相になれるの?」。

赤いジャケットだけでは、男性か女性かわかりませんね。「ジェンダー」と言う言葉が浸透し始めました。

 常識は塗り替えられることができるんだというメッセージが伝わりました。

 

★2023年(No弐-649  広告教室-3、1月5日)

 昨年は、他の正月の広告と一緒に取り上げました。朝日も読売も日経もこの広告でした。

コピーは「団塊は最後までヒールが似合う」。

 中尾ミエさんの足を組んだポーズがインパクトがありましたね。団塊世代への応援メッセージ伝わりました。時にはヒールもいい刺激になりますが。

 

★2024年(賛燦山8 宝島社の広告、1月5日)

・朝日新聞、日本経済新聞は、競技場のナイターの写真でした。

・コピーは、「失われた30年じゃない。天才たちは生まれた30年だ。」

・野球を、フィギュアを、将棋を見よ。ちゃんと世の中見渡してみよう。

 この30年は、たくさんの才能が生まれ羽ばたいた30年じゃないか。

 この国は何も失っていない。

 あえて言えば、一部の既得権益が消えただけだ。

 日本中の新たな才能たちへ。

過去を嘆く上の世代は気にしなくていい。

途方もない目標を口にして、好きなだけ自信を持ち、

いつも自分を楽しんで、行けるところまで駆け抜けてくれ。

 

・読売新聞は、横山大観が描く富士山と太陽。

・コピーは、「それでも、ニッポンはいい国だ。」「この国は、これからだ。」。

 

 皆さんはどちらが好きですか?前向きな気持ちになれましたか?