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No弐-985 PISA数学的・科学程応用力2022

 昨日は、先週5日にOECD(経済協力開発機構)の2022年PISA(学習到達度調査)の「読解力」に注目してみましたが、今日は数学的応用力、科学的応用力など昨日紹介できなかったことを中心に見ていきたいと思います。

 

★数学的応用力調査結果(2022)

①シンガポール②マカオ③台湾④香港⑤日本⑥韓国⑦エストニア⑧スイス⑨カナダ⑩オランダ⑪アイルランド⑫ベルギー⑬デンマーク⑭英国⑮ポーランド

 

・日本は前回6位→5位 平均得点536点(OECD平均472点)64点上回る。 

・高得点層(6段階)は、上位2層に23.0%。高得点層が多く低得点層が少ない傾向。

・平均正答率59%。 「選択式」66%、「自由記述式」37%

・「実生活の課題にからませて、数学的な解を求めること」に「自信がある」(30.0%) OECD平均52.5% 

・「実生活の問題の中から、数学的な側面を見つけること」に「自信がある」(22.7%) OECD平均51.2% 学び方に課題。

 教員が日常生活と絡めた指導をしている(OECD加盟国37か国中36位)

 

★科学的応用力調査結果(2022)

①シンガポール②日本③マカオ④台湾⑤韓国⑥エストニア⑦香港⑧カナダ⑨フィンランド⑩豪州⑪ニュージーランド⑫アイルランド⑬スイス⑭スロベニア⑮英国

 

・日本は前回5位→2位 平均得点547点(OECD平均485点)62点上回る。OECD加盟国中1位。 平均正答率61%

・生徒の習熟度(8段階)の上位2層に13% →18%。(OECD平均7.5%)男子20%、女子16% 

低得点層の割合は10.8%→8%(2.8ポイント減)

・得点の上位層と「改装は男子が多く、注意層は女子に割合が多い。

 

★総括

・OECD平均得点は3分野で前回(2018年)より低下。

・コロナ禍で「3か月以上休校した」と回答した生徒の割合が少ない国・地域は、より多い所に比べて得点が高い傾向。

・OECDはこの20年余りの日本の得点の推移を「平坦型」と総括。

・上位は3分野で首位独占のシンガポールのほか、日本、台湾、韓国、香港などのアジアの国・地域が目立つ。

★シンガポールの強み

・明確で強固な教育カリキュラム ・教員研修の充実 ・科学技術の活用 ・一貫した政策 

★フィンランドの事情

・00年の調査開始以来上位を占めていたフィンランドは近年順位を下げている。

 数学20位、読解力14位、科学9位。

 生徒の人種や所得層の多様化、急な改革に教員がついていけないことが要因か?

 

 「学校が再び休校になったら、自力で学校の勉強をこなすことなどに自信がある」この割合は、OECD加盟校中最下位だったそうです。

 数字に振り回されることなく、数字に表れにくい「学ぶ意欲」をもっと高めていきたいですね。