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No弐-983  チーム担任制

 12月3日(日)の神奈川新聞「学びNIE」の欄で「チーム担任制」のことが取り上げられていました。

 昨年4月から「教科担任制」が本格的に始動しましたが、皆さんの学校も導入されたのでしょうか?

★プラス面 ①教え方が改善できる ②教材を他の学級でも活用できる ③準備にかける時間が減少できる ④児童が担任以外の教科担任に相談できる ⑤学年会で共通理解できる

 

★マイナス面 ①時間調整の融通が利かなくなる ②人数配置が難しい ③授業のコマ数の多い国語や算数を教える教員の負担が大きい

 現場では、マイナス面を改善しながら進めているでしょうか?

 

★チーム担任制

・学級担任を1人に固定しない。

・学年担任制などとも呼ばれ、クラス運営に関する業務を複数の教員で分担。

・休暇を取りやすくなるなど、教員の負担軽減につながる。

・子どもたちにとっても相談相手が増えるといったメリットが期待され、全国的に注目を集めている。

 

① 富山県南砺市

・2020年度から市内の全ての小中学校と義務教育学校でチーム担任制を導入。

・同市では今後約10年で多くの教員が定年を迎えるので、新任教員へのケアを手厚くし、早期離職を防ぐ試みの一つとして取り入れた。

・毎日のホームルームや給食指導などを交代で受け持つことで柔軟な働き方が可能。

・小学校では授業を教科ごとに分担できるため、準備の負担を減らせる。

・導入からの3年間で新任教員が年度途中で退職してしまったケースはゼロ。

・「大事なのは、教員一人一人のよさを生かすこと。工夫次第で、学校はもっと働きやすく学びやすい場所になる」(教育長)

 

② 兵庫県神戸市

・2023年4月から、公立の小中4校をモデルとして試験導入。

・学年ごとに2、3学級を1つにまとめ、3、4人の教員で受け持つ形が基本。

・小学校高学年からは、教科担任制を取り入れた。

・「子どもたちにとってもプラスになると考えた」(学校教育課長)

・異なる視点を持つ複数の教員が、同じ「担任」と言う立場で教室を見守り、子どもたちと関わることで「児童、生徒が多面的なものの見方に触れ、自立の姿勢を養うことにつなげていけるといい」(学校教育課長)と期待を寄せる。

・子どもたちからも前向きな反応が多く、24年度以降も取り組みを進める方針で検討中。

 

 大切なのは、複数の目で子どもを育てていくという姿勢です。

 「学級王国」にならずに、チームとして教師自らが、学び合ってほしいです。その姿勢がきっと子どもに伝わるはずです。

 「教科担任制」から1歩進んで「チーム担任制」に踏み出す学校が1校でも増えるのを願っています。