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No弐-975 「はい、チーズ」のかけ声  

 今日は、昨日の朝日新聞別冊「be」の「サザエさんさがして」に注目です。

 クラス会の記念写真の撮影でカメラマンが「ハイッ、トウフ!」と口走ってしまいます。空気は一変して、豆腐の値段を巡り、怒り爆発というストーリー。

・この漫画が掲載された1973年初めは、世界的な天候不良による大豆価格の高騰で輸入国日本の豆腐の値段が上がり、庶民の一大関心事になっていた。

 今回のテーマは「はい、チーズ」というかけ声。皆さんは記念撮影では何と言いますか?

 

★「はい、チーズ」の歴史

・英語圏では「セイ・チーズ」を使う。

・「チーズ」は英語の発音では「ズ」で口をすぼめず、口角が上がったままで笑顔になる。

・1963年の雪印乳業のテレビCMがきっかけで、日本で広まる。

・緊張している日本人の女性モデルの外国人カメラマンが「セイ、チーズ」と声をかけ、日本人カメラマンが「チーズって言ってごらん」と通訳。

・女性が「チーズ」と言ったところ、モデルさんの表情が自然と明るくなり写真撮影がうまくいった、というと素敵な笑顔になるという筋立て。

・キャッチフレーズは「あなたもチーズと言いましょう。チーズは笑顔を作ります」

・東京五輪を翌年に控え、国際化と海外の観光客を迎える機運が高まったのでは。

・カメラの普及も相まって、「はい、チーズ」は定番化していく。

 

★写真の歴史

・写真の黎明期である19世紀後半、笑顔はタブーだったらしい。

・歯を見せて笑うことは行儀が悪いとされた。

・口元がしまる「セイ・プルーン」というかけ声もあった。

・湿板写真で露光時間が長く、笑顔を保っての撮影が難しかったという事情もあるようだ。

 

・20世紀に入り、手持ちのフィルム式カメラが広まると、記念写真でも自然な笑顔がスタンダードになっていく。

 

★かけ声の多様化

・「イチ+イチは?ニー」、「ウイスキー」、「キムチ―」

・最近はスマホで気軽に撮れるようになったこともあり、無言での連写も目立つ。

 

 ネットでもう少し調べてみました。

★かけ声雑学

・口元が「イー」の形になる言葉は、「happy」、「lucky」、「funny」など。

・「お寿司!」や「すき焼き!」なども向く。

・中国では「チェズ(茄子)」、韓国では「キムチ」、「1、2、3(ハナー、トゥルー、セッ)」、

 スウェーデンでは「omelett(オムレツ)」、スペインでは「Patata/Patatas(ポテト)」、

 イタリアでは「Sorridi!(笑って!)」フランスでは「CuiCui(小鳥の鳴き声)」、

 ドイツでは「Kāse(チーズ)」、メキシコでは「whisky」「Tequila」など。

 

 「はい、チーズ!」もあまり言わなくなったなぁ。少し恥ずかしくなったのかしら?

 いっそ「大好き!」なんて叫んでみてはいかが?もっと恥ずかしいかな?