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No弐-968  2023年11月のがるべる

 昨日の第116回定例「11月のがるべる」は、IT企業の新人研修講師として活躍されているかたにお願いしました。

 2018年9月、2022年8月にも「がるべる」で講師をしてくださいました。

 IT技術者を育成するために、人材の確保や特徴の変化、1年間の研修の流れ、働き方などに触れて教えてくださいました。

 職種は違っても「研修の尊さ」に気が付き、大いに刺激になりました。

今回3回目は、がらりと趣向を変えて、講師の方が趣味にされている写真を通して、言語化の大切さを教えていただくことにしました。

 今回の「一般がるべる」のテーマは、「言語化のすすめ」。

 初の御徒町会場に8名(子ども1名を含む)の方が参加してくださいました。またこの中には、ギャラリーで初めて出会った方の飛び入り参加もあり、うれしく思います。

 

 昨日3時に、御徒町にある佐竹商店街の「ギャラリーしろむじ」に集合しました。

7人のメンバー「PhotoUnit-e」の2回目の写真展が開催されていました。

 

★ワーク1 写真展鑑賞 展示写真にタイトルをつけてみよう

7人の作家さんの作品にタイトルをつけていきました。

 

★ワーク2 いい写真撮影散歩

 写真展の会場から貸し会議室までの間で「いいな」と思ったものを思い思いに撮影しながら移動しました。

 撮影のテーマは、①美しい ②強い ③楽しいの3点でした。

 その後、会議室で各人が考えた「タイトル」と「3つのテーマの写真」を発表していきました。(詳しくは、矢野さんがまとめてくださったパワーポイントをご覧ください。)

 

★ワーク1 写真展鑑賞 展示写真にタイトルをつけてみよう

 参加された方が考えたタイトルがどれも素晴らしいので驚きました。たまたまタイトルが同じだった、似ていたというものが全くないのです。

 「こんな視点があるのか?」「同じ視点なのにこんな表現ができるんだ?」・・・

 感心することばかり。これが「学び合いのよさ」ですよね。

 自分では気が付かないことを「他人から学ぶ発見」って、学びの深まりを感じますよね。

 日頃の授業をふり返ってみてください。作文や絵画など作品にタイトルをつける機会は結構あると思いますが、書かせっぱなしになってないでしょうか?

 今日のような交流がたくさんできれば、「自己肯定感」や「学ぶ意欲」が高まると思いませんか?

 

★ワーク2 いい写真撮影散歩

 これまた3つのテーマで撮った写真を発表していったのですが、同じような写真、似た写真が1枚もないのです。これも驚きでした。

 移動中、ただ散歩するのではなく、3つのテーマがあったことで、新しい発見がありました。自分にはない気づきに感心してしましました。

 お店のこだわりの名前、宣伝、道路標識、マンホールのデザイン、一輪の花、通学路に見る同じ花、コンクリートから顔を出す花、防犯ステッカー、干しもの、電線、雲、好きな色の車・・・。

 同じ道を歩いてきたのに、こんなに気が付かなかったものがたくさんあるとは。

また各人が撮影の意図を交流しあったことで、よりその写真が愛おしくなりました。 

★言語化のすすめ

・今日は楽しいことへの理由付けを言葉で話し合ったが、何を使っても言語化ができる。

・その中で写真が今は一番手軽に始められる。写真を見る、撮ること自体はハードルが低いので、言語化トレーニングの動機づけにピッタリ。

・先生たちも学校でiPadを使って、ただ写真を撮るだけでなく、撮ったことに対して自分がどう理由付けをする機会を増やせたら、子どもたちの言語感覚や言語能力が磨かれる。

・小さいうちから言葉で表現することは、トレーニングしなければできるようにならない。

 

・今すべてのことを単純化して伝える、答えがすぐ分かる世の中なので、どうにかしてちゃんと自分の言葉で伝えるトレーニングをさせたい。

・文章を書くなどのアウトプットすることの習慣がない、トレーニングをする機会がなく育ってきた方たちは、伝えられない、自分が分からないことを人のせいにしてしまう。悪循環に入りやすい。

・なるべく相手に分かるように伝えるということを頑張ってやりましょうということを企業の研修でやっている。

・最近スマホで写真を撮って言語化、アート志向で芸術作品を見て言語化することがとっかかりとして、いやいややらないで自然にいつの間にかできるようになる。

・どのような場面においても、大人になっても、言葉で可能な限り正確に伝えることが求められている。

 

 学び合いによる言語化を学校現場でもどんどん進めてほしい。広げてほしいです。