· 

No弐-963  森林貴彦監督から学ぶ3  

昨日のブログはいかがでしたか?森林監督の名言が刺激になり、日頃の指導のヒントになれば幸いです。

 今夏、優勝した後に監督の記事がたくさんあったのを思い出したので補足します。

★監督のプロフィールと指導方針(読売新聞「顔」8月24日)

・高校時代は遊撃手として活躍。

・大学時代は学生コーチとして高校の後輩を指導。

・就職(NTT)したがコーチ経験が忘れられず、3年目に退社。

・大学院(筑波大)時代、他競技の経験者と机を並べ、野球の常識がすべてではないと知る。

・教員免許を取得し、8年前に監督就任。

・慶応義塾幼稚舎では3年生の担任。児童からは親しみを込めて「もりば」と呼ばれる。

 

・モットーは「常識にとらわれないこと」。

・チームでは選手の髪型は自由で、監督が選手を支配するという考えはない。

・練習は全てを教えず、「余白」を残した指導を心がけている。

・今大会でもベンチで捕手から投手の調子を聞き、交代のタイミングを相談。

・生徒自身に物事を考えさえることが先の人生につながると信じる。

 

★経営者的な意識(神奈川新聞8月24日)

・自主性を重んじ、より高いレベルの野球を楽しむ「エンジョイ・ベースボール」を継承しつつ、専門的な力を借りながら組織をマネジメントする「経営者的な意識」を大事にしてきた。

「監督が1人で管理するのは難しい。一人一人が行動することを引き出すために環境を作るのが大事」

・21年には高校野球界では異例とも言えるメンタルコーチを招聘。

・慶大体育研究所の知見を取り入れて先進的な筋力トレーニングを導入。

・選手たちが決めたことは尊重し、すべてを管理することもない。

・この代のテーマの一つは「良い顔をして野球をやろう」。指揮官もベンチから前向きな言葉をかけ続けた。

 

★徹底した準備(神奈川新聞8月27日)

・指揮官が必要な情報を集め、準備して慣れることで選手の不安を取り除く。

◎「クーリングタイム」対策(今大会から暑さ対策で5回終了時に10分休憩)

・複数の監督に聞いて対応策を模索。

・出場選手がサーモグラフィーで体表温度を測り、高い場合は体を冷やすが、練習中に10分計測し、栄養飲料を補給しながら残り時間で効率よく戦術を整理する訓練をしていた。

◎延長タイブレーク

・学校の練習だけでなく、練習試合でも相手の監督に頼んでタイブレークの練習を繰り返した。

 

★対等な関係(朝日新聞8月31日)

・4年ぶりに声出し応援が解禁された今大会。大流行した応援があった。

「も!もり!もりば!森林が足りない!」公然と監督の名前をもじることが許されるのか。

・「自分たちで新しい応援を作ったというのは貴重な経験」と受け入れた。

・部員らは「監督」と呼ばず、「森林さん」と呼ぶ。

・練習内容の細部は、10人を超える学生コーチが考え、部員とともに練習を作り上げていく。

・森林監督はメガホンを持って内野手の後ろを歩き、選手の動きや指示の声を聞く。

・度々止めて、何を考えてプレーしたのかを言語化してもらう。

・周りの選手に聞いてもらうことで、チームの財産にする。

・「目に見える結果よりも過程が大事。

 考えて行動するからこそ、試合で同じ状況になったときに再現性が生まれる」

 

 いかがですか?今日も指導を磨くヒントになる言葉がありましたか?