· 

No弐-953 11月11日&「〇ん〇ん〇ん」

 11月11日です。4年前「No503」でも紹介しましたが、数字の「1」が4つ並ぶことから語呂合わせや様々なものに見立てやすいので、たくさんの記念日があります。

 現在は、11月11日の63件は、10月10日と同数で並んでいて、8月8日の69件に次いで2番目に多いんだそうです。

 

 たくさんある中で印象に残っているのは、

★11月11日

・「箸の日」(「1111」は橋が2膳並んだように見える)

・「サッカーの日」(サッカーは11人対11人で行うスポーツ) 

・「電池の日」(電池の「+」「-」で+-+-)

・「ベースの日」(ベースの弦は4本で1111)

・「配線器具の日」(コンセントの差込口)

・「下駄の日」(下駄の足跡)

・「鮭の日」(つくりの圭を分解すると「十一十一」)

・「ミュージカル・キャッツの日」(1983年11月11日新宿で初公演)

 

 さて今日は朝、テレビをつけると、インタビューに答えた男性が「ちんぷんかんぷん」と言ったのが印象に残りました。久々に聞いた言葉、「死語」ですよね?調べてみると、

★ちんぷんかんぷん (語源由来辞典より)

・話している言葉や内容が全くわからないこと。「珍紛漢紛」(当て字)

・「ちんぷんかん」に「ぷん」を重ね、響きをリズミカルにした語。

・「ちんぷんかん」は江戸時代から多く使われるようになった語。

・儒者の用いた難解な漢語を冷やかして真似た造語からか、外国人の話す言葉の口真似をしたもので、教養のなかった当時の人々によって作られた言葉とされる。

・中国には聞いても分からないという意味の「チンプトン」、見ても分からないという意味の「カンプトン」という言葉があり、この「チンプトン、カンプトン」から、見ても聞いても分からない意味になったとする説もある。

 

 では「とんちんかん」はどうでしょう?

★とんちんかん(語源由来辞典より)

・物事の辻褄が合わなかったり、ちぐはぐになったりすること。まぬけな言動をすることやそのような人。「頓珍漢」(当て字)

・鍛冶などで師が鉄を打つ間に弟子が槌を入れるため、ずれて響く音の「トンチンカン」を模した擬音語であった。

・音が揃わないことから、ちぐはぐなことを意味するようになり、まぬけな言動も意味するようになった。

 

 では「あんぽんたん」はどうでしょう?

★あんぽんたん(語源由来辞典より)

・阿呆・馬鹿などと同じ意味だが、それらよりも軽い気持ちで使われることが多い。

・「阿呆」と愚か者の意味の「だらすけ」が複合された、「あほだら」「あほんだら」が転じた言葉。

・「阿呆」は「あっぽ」とも言われ、「陀羅助(だらすけ)」という薬もあったため、「反魂丹(はんごんたん)」や「萬金丹(まんきんたん)」という薬の名から、漢字で「安本丹」ともじられた。

 

 最後に他に「〇ん〇ん〇ん」のことばはいくつ思い浮かびますか?10個チャレンジしてみてください。

 

 

アンパンマン、ワンタン麺、坦々麺、新幹線、じゃんけんぽん、伝言板、親近感、安全ピン、

感染源、真犯人、専門店、がん検診、民間人、参院選、感嘆文、

 

安心感、遠近感、安全圏、運搬船、広東麺、天津飯、軍人さん、新婚さん、新人さん、人民軍、天安門、安山岩・・・・。

いかがでしたか?意外にたくさんあるでしょ?

 

伊勢参りのお土産としても古くから伝わる和漢胃腸薬「萬金丹」もご存じですか?