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No弐-935  松陰先生の名言

 山口県下関市の川棚温泉の宿にいます。ガードレールは黄色でした。瓦そばにはまりそうです。やはり山口と言えば長州、長州と言えば吉田松陰ではないでしょうか?

 「No弐-726  栗山監督から学ぶ2」(3月23日)で、スポーツニッポンにあった栗山監督の「独占手記」を紹介したのを思い出しました。

・栗山監督は歴史上、最も好きな偉人として吉田松陰を挙げている。

「至誠にして 動かざる者は 未だ之れ 有らざるなり」

幕末の志士、吉田松陰が特に好んだ孟子の一節として知られる。

「精一杯の誠意を持って尽くせば、動かなかった人など、今まで誰もいない」という意味。

・誠意を持って伝えれば、あれだけの選手が動いてくれる。人って凄い。そう感じた大会でもあった。

 

 吉田松陰といえば「松下村塾」ですよね。門下生には、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋、桂小五郎など明治を代表する偉人たちがいます。

 大河ドラマで黒船が来航した際、潜入を試みて、失敗したシーンを今でも覚えています。

わずか29歳の短い生涯でした。私の机には松陰先生の手ぬぐい絵がこっそり飾られています。 

 今日は私が選んだ松陰先生の名言を紹介します。

 

① 教えるの語源は「愛しむ」。

誰にも得手不手がある、絶対に人を見捨てるようなことをしてはいけない。

 

② 大器をつくるには、いそぐべからずこと。

 

③ 自分の価値観で人を責めない。一つの失敗で全て否定しない。

長所を見て短所を見ない。心を見て結果を見ない。

そうすれば人は必ず集まってくる。

 

④ 君子は何事に臨んでも、それが道理に合っているか否かと考えて、その上で行動する。

小人は何事に臨んでも、それが利益になるか否かと考えて、その上で行動する。

 

⑤ 一日一字を記さば一年にして三百六十字を得、

一夜一時を怠らば、百歳の間三万六千時を失う。

 

⑥ 一つ善いことをすれば、その善は自分のものとなる。

一つ有益なものを得れば、それは自分のものとなる。

一日努力すれば、一日の効果が得られる。

一年努力すれば、一年の効果がある。

 

⑦ 夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、

計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。

故に、夢なき者に成功なし。

 

⑧ 順境にある者は怠りがちである。また、逆境にある者は励みやすい。

 

⑨ 過ちがないことではなく、過ちを改めることを重んじよ。

 

⑩ 大事なことを任された者は、才能を頼みとするようでは駄目である。

知識を頼みとするようでも駄目である。

必ず志を立てて、やる気を出し努力することによって上手くいくのである。