· 

No弐-931 プロ野球雑学2

  先月9月28日「No弐-909」で「プロ野球の雑学」を取り上げました。読売新聞のスポーツ欄にあった「プロ野球 そこ、どうなの?」というコーナーの記事からでした。

 日本で初めてビールかけをしたのは球団は「南海」、「セレモニアルピッチ」は、始球式と違ったパフォーマンス、「ホームベンチ」が3塁側の球団は、「楽天」と「西武」でした。

 

① 「スコアのつけ方」(8月1日)

・プロ野球と高校や大学のアマチュア野球では公式記録の記入方法が異なっている。

・プロは「慶応式」、アマは「早稲田式」。

◎「慶応式」直木松太郎が1910年(明治43年)発行の「現行野球規則」に掲載したものが原型。

・1936年(昭和11年)直木に師事した山内以九士がこれを改良したものを「最新野球規則」に紹介。

・この年に始まったプロ野球でこれを採用。プロ野球では現在も使用。

◎「早稲田式」「学生野球の父」と呼ばれ、早大監督を務めた飛田穂洲(すいしゅう)が1925年(大正14年)に著書で紹介。この記録方法がアマ野球で普及。

 

② 「なぜ監督もユニホーム姿」(7月11日)

・日本の「公認野球規則」には監督にユニホーム着用を義務付けるものはない。

・セ・パ両リーグのアグリーメント(申し合わせ)には、「監督がダッグアウトを出る時は、原則としてジャンパーは着用しない」と、グランドではユニホーム姿になることを前提とした記載もある。

・19世紀の米国では、選手の中の一人が指揮を執り、プレーしたため、ユニホームを着ていた。監督が采配に専念するようになっても、その慣習が残った。

・1940年代後半にドジャースの監督だったバート・ショットンも私服でベンチ入り。34年に日米野球で来日したコニー・マックもスーツの采配で知られていた。

・米大リーグでは試合中のユニホーム着用を求めるようになったが、上着は球団公式のアパレルであれば、ダッグアウトに入ることを認めている。

 

③ 「ユニホーム洗濯は」(7月25日)

・液体や粉の洗剤は7種類、選択する素材に合わせて混ぜて使用。

・ズボンは洗剤を使い分けて2度洗い。

・練習着や下着類を含め、1日で1200点以上の洗濯から乾燥まで計5時間で終える。(楽天担当クリーニング)

 

④「選手の一日」(8月15日)

◎甲斐卓也選手(ソフトバンク)の1日

・9:00起床、朝食、身支度、11:00車で自宅出発。

・11:30球場到着、入浴、個人打撃・守備練習、14:00全体練習

・15:30食事、15:45捕手・打撃ミーティング、17:00ウオーミングアップ。

・18;00試合開始、21:00反省ミーティング。

・22:30球場出発、23:00自宅到着、夕食。2:30就寝。

 

 意外に知らなかったでしょ?