今日は孫の運動会を観てきました。3日前の水曜日「No弐-922」で「運動会の実態」を取り上げたので、実際現場ではどうなっているのかという視点で注目してきました。
◎名称 「スポーツフェスティバル」「体育学習発表会」 今は「運動会」と言わなくなったのですか?皆さんの学校もそうですか?体育の学習の発表の場ならば、指導の「ねらい」「意図」や「成果」をもっと伝えたいと思いました。
◎時期 昔は春の運動会ならば5月の第4週、秋の運動会ならば9月の第4週が多かったように思います。
今年の暑さでは、9月は厳しかったでしょうね。今日は朝は風が冷たく、運動会には少し肌寒くないかと心配したのですが、だんだん暑くなっていきました。
他の行事との兼ね合いが難しいでしょうが、暑さ・熱中症対策を考えたら、10月は適当かなと思いました。
◎種目 2種目①短距離走(1~5年)・全員リレー(6年)*順位判定なし ②表現
★学習指導要領では、1・2年生は「走の運動遊び」と言い、[例示]には、「30 ~50m程度のかけっこ」と「折り返しリレー遊び,低い障害物を用いてのリレー遊び」が示されています。
3・4年生は「走・跳の運動」の「かけっこ・リレー」と言い、[例示]には、「40~60m程度のかけっこ」と「周回リレー」が示されています。
5・6年生は「陸上運動」の「短距離走・リレー」と言い、[例示]には「50~80m程度の短距離走」と「いろいろな距離でのリレー(一人が走る距離50~100m程度)」が示されています。
2年生は、「40m走」でした。距離は学習指導要領の範囲内ですが、校庭の広さの実態にもよりますが、2年生ならば全員が50mを全力で走りきる体力をつけさせたいです。
「徒競走」という言葉はよくご存じかと思います。学習指導要領には出てきません。運動会用語で、「一定距離を走り速さを競う競技」のことです。
順位を競わないのですから、この表現を使わないのは正解ですが、「順位判定なし」に疑問が残りました。競い合うことで、「技能」が高まり、「勝敗に対する公正な態度」も育つと信じます。
6年生の「全員リレー」は大賛成なのですが、なぜ6年だけ?という疑問も残ります。
1・2年生だって「折り返しリレー」ができるはずです。競い合わないかけっこより、走力が高まると思いませんか?
また、「団体競技」がないのが残念でした。子どもたちが力を合わす場がないのが残念です。
この種目がないのですから、「応援団」や「得点表」も必要ないわけですよね。
「盛り上がりに欠ける」という声が聞こえてきそうです。
なぜ運動会には「表現」でなければいけないのでしょう?
「伝統」だから?「見せる」意識が強くあるからだと思いませんか?
「体育学習の発表の場」ならば、発想を変えて「ボール運動」や「器械運動」はできないのかしら?
◎公開時間 2年生は10:40~11:10(30分間)でした。そんなわけで、他の学年の種目を観ることができませんでした。
親以外の近所のおじさん、おばさんから「上手だったね」と声をかけてもらう機会がなくなったとしたら残念です。
保護者や地域の方に学校教育の方針を理解してもらうためにも、協力していただくためにも、早く全校公開を願っています。
入れ替え時間もあるので、子どもたちは、待ち時間が長く、炎天下、席に良く座っていました。退屈するのも無理はありません。
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