今日10月10日は、1年の中で日本の記念日が最も多い日だと4年前(2019年)のNo471で伝えましたが、今は8月8日(67)、10月10日(60)、11月11(59)の順なんだそうです。
やはり私は10月10日と言えば「体育の日」が思い浮かびます。59年前、1964(昭和39)年、アジア初の東京オリンピックが開会されました。
10月10日は晴れになる日が多く、この日の開会式は、前日までの雨が、当日は青空が広がったことを今でも覚えています。やはり、今日は晴れましたね。
2000年から「10月の第2月曜日」、2020年から「スポーツの日」になってしまい、なぜか昭和の人間は寂しい感じがします。
他にもこんなのがありました。
・「缶詰の日」1872(明治5)年の今日、日本で最初の缶詰が作られました。日本最初の缶詰は「オイルサーディン」(イワシを油漬け)でした。
・1882(明治15)年の今日、日本橋に「日本銀行」が開行されました。完成当時の建物を真上から見ると円の文字に見えて、話題になったそうです。たしかにそうですね。
語呂合わせ等で覚えていたのは、妊娠が十月十日で「赤ちゃんの日」。
形では、ドラムのスティック(1)と太鼓(0)で「ドラムの日」、眉(1)と目(0)で「目の愛護デ―」、投入口(1)とコイン(0)で「貯金箱の日」。
音では、ジュー(10)ジュー(10)と音が出るから「お好み焼きの日」、1000(せん)と10(とう)で「銭湯の日」、10(てん)と10(とう)で「てんとう虫の日」。
さて今日の話題は「蚊」です。昨日の朝日新聞の1面にあった「酷暑避けた蚊 10月に活発化」の見出しが目に留まりました。
★観測史上最も暑かった9月が過ぎ、ようやく秋の風が吹き始めたのになぜ?
・真夏の気温が高すぎて活動できず、秋になって活発になっている可能性がある。
・夕立でできる水温の高い水たまりは、蚊の最も好む場所。今年は水温が高い雨が各地で多かったので、異常事態が起きている可能性がある。
・蚊対策商品の売り上げは6~8月は伸び悩んだが、9月に入り持ち直した。「9月後半に蚊の商品が伸びるのはまれ」(「フマキラー」広報担当者)
・殺虫剤業界全体で9月4週目の虫よけ剤や殺虫剤の売り上げは、前年の同じ週の143%。この伸びは蚊による可能性が高い。
◎ヒトスジシマカ
・本州で人間をよく刺す。25~30度で活動が活発になり、35度以上で活動を弱めて木陰で休む傾向。
・寿命は2週間から1か月。吸血活動をすることで生涯に数回卵を産む。
・従来は日照時間が短くなる10月には卵が休眠するはずが、気温が高いと孵化してしまう。
・生息地も広がり、北限は1950年ごろは栃木県だったが、2016年には青森県での定着を確認。(国立感染症研究所)いつ北海道に定着してもおかしくない
そういえば、9月9日(土)の神奈川新聞にもこんな記事があったのを思い出しました。
★京都は蚊が多い?(京都新聞)
・ヒトスジシマカの生息場所拡大が、蚊が多いと感じさせる一因になっている可能性。
・植木鉢の受け皿のなどごく少量の水でも発生するのが特徴。
・かつては雑木林などに生息していたが、市内全域に広がり、刺される機会が増えている可能性。
・京都独特の蚊の発生要因として、市は街頭で多く見られる赤い「防火バケツ」の存在。火災が多発した1955年から町内会単位で設置。
・調べたバケツ100個のうち、ボウフラがいたのは15個。ボウフラは2週間ほどで成虫になる
・水がたまるものを片付ける、1週間おきにバケツの水を入れ替えるだけでも蚊は発生しにくくなる。
蚊は人が呼吸で出す二酸化炭素も巧みに感知します。ドアから一緒に入室して来ることもあるのでご用心を!
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