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No弐-911  難読漢字4&同音異字3

 昨日は「中秋の満月」をご覧になることができましたか?

 岐阜城の写真は読売新聞、飛行機の写真は朝日新聞です。私は新大久保で撮影しました。

 昨年、一昨年に続いて、今年の中秋の名月は満月と重なりましたが、今度重なるのは7年後の2030年9月12日だそうです。

 

 今日は、週末恒例のスポーツニッポンの「シャキッと脳活」パズルからまだ紹介していなかった「難読漢字」(8月6日)の問題と「同音異字」(8月13日。9月3日)の問題からです。

 

◎「難読漢字」

★「遊興・文化」①倶楽部 ②端金 ③賽銭 ④獅子吼 ⑤外連 ⑥修羅場

 

★「芸能」①清元 ②新内 ③都都逸 ④喇叭 ⑤手風琴 ⑥銅鑼

 

★「その他」①松明 ②神楽 ③香具師 ④花魁 ⑤美人局 ⑥達磨

 

◎「同音異字」□に当てはまる漢字は何でしょう。同じ音で、3種類とも別の漢字です。

①ゲン □料 □凶 資□

 

②ゴウ □泣 □語 □引

 

③ショウ 参□ □待 □介 □罰 許□ □給

 

④セイ □菓 □限 □況

 

⑤タイ □得 □等 □慢

 

★「遊興・文化」

①倶楽部(くらぶ)倶は「ともに」。「ともに楽しむ部」の意味と音を英語のclubに当てた。 

②端金(はしたがね) 「端」で不足なことの意。

③賽銭(さいせん) 「賽」で神仏に報いること。賽物(さいもつ)の銭(ぜに)。

④獅子吼(ししく) 仏の説法の迫力を獅子の吼え声にたとえた。 

⑤外連(けれん) 演劇用語で受け狙いの演出や演技、軽業的な演出のこと。  

⑥修羅場(しゅらば) 元は歌舞伎や講談での戦闘シーン。

 

★「芸能」

①清元(きよもと) 浄瑠璃の一派「清元節」を略した語。

②新内(しんない) 浄瑠璃の一流派「新内節」の略。 

③都都逸(どどいつ) 七・七・七・五の四句からなる恋愛歌。 

④喇叭(らっぱ) 瓶の飲み物を直接飲むのは「喇叭飲み」。 

⑤手風琴(てふうきん) アコーディオンのこと。風琴はオルガン。

⑥銅鑼(どら) 「どら焼き」も漢字で書くと「銅鑼焼」。

 

★「その他」

①松明(たいまつ) 火をつける「焚き松」が語源。 

②神楽(かぐら) 宮中のものを御神楽、民間は里神楽と区別。 

③香具師(やし) 縁日などの露天商。当初は薬や香具を扱う「こうぐし」だった。 

④花魁(おいらん) 江戸の吉原遊郭での上位の遊女。 

⑤美人局(つつもたせ) 中国の古い漢語に日本の言葉を当てた。にせ物をつかませて、詐欺をすること。いんちきをすること。男が妻や情婦に他の男を誘惑させ、それを言いがかりにして、その男から金銭をゆすり取ること。 

⑥達磨(だるま) 禅宗の始祖。座禅する姿は人形でお馴染みじみ。

 

 

 

◎「同音異字」

①ゲン 「原料」(「原」は、もと、物事のはじまり、おこり)、「元凶」(「元」はいちばんはじめの意)、「資源」(「源」は物事を発するもと)

 

②ゴウ 「号泣」(「号」は大声を出す意味)、「豪語」、「強引」

 

③ショウ 「参照」(「照」は照らし合わせる意)、「招待」、「紹介」(「紹」は呼ぶ、取り持つという意味)、「賞罰」(「賞」はほめる、ほうびの意)、「許称」(「詐」はいつわる、「称」は名づけるの意)、「昇給」

 

④セイ 「製菓」(「製」はものを作るの意)。「制限」(「制」はとめる、決まりなどの意)、 「盛況」

 

⑤タイ 「体得」、 「対等」(「対」はつり合う、向かい合うの意)、「怠慢」(「怠」はなまける、おこたるという意味)

 

いかがでしたか?喇叭、手風琴なんて子どもは飛びつくかもしれませんね。