相撲も明日は九月場所千秋楽。今場所の優勝は誰なんでしょうね?
読売新聞では、今場所も相撲の記事の中に「知る 国技」と題して、相撲の雑学を紹介しています。今場所は少なく3回連載されました。
① 花道(9月15日)
・土俵と支度部屋をつなぐ通路。
・国技館では、通常東は東方の力士と行事、西は西方の力士と審判の親方衆、呼び出し。
・一説には、平安時代の力士が髪に造花を挿しながら入場してきたことが由来。
・花道の奥で立ち合いのイメージを膨らませたり、付け人に背中をたたかせたりして集中力を高める。
・力士だけではなく花道で手足、体、軍配を塩で清めてから土俵へと向かう行事もいる。
最近は、花道での様子がテレビでよく見られるようになりましたね。
② 工藤写真館(9月20日)
・1929年開業し、日本相撲協会洗足を70年近く務め、力士の素顔をカメラに収める。
・両国国技館から南へ徒歩5分。資料無料公開。100点近く展示。
・「小さな博物館 相撲写真資料館」として毎週火曜、東京場所開催中は15日間、開館。
③ 「勇み足」(9月22日)
・攻め込みながら自らの足が先に「土俵」を割ってしまうで、「決まり手」ではなく、非技(勝負結果)に含まれる。
◎5つの勝負結果(勇み足、踏み出し 腰砕け、つき手、つきひざ)
・日常生活でも、やり過ぎて失敗する意味で使われる。
少し古くなりましたが、6月25日(水)の読売新聞に名古屋場所を前に「大相撲の決まり手」のことが書かれてあったのを思い出したので、クイズにしてみました。
Q1. 大相撲の決まり手はいくつあるでしょう? ①48 ②82 ③104
Q2. 30年前の幕内決まり手で一番多かった技は何でしょう?
① 寄り切り ②押し出し ③上手投げ
Q3. 現在の幕内決まり手で一番多い技は何でしょう?
① 寄り切り ②押し出し ③上手投げ
Q1. 大相撲の決まり手は2001年に相撲協会が、「②82」手に定めた。
・古くは「四十八手」、1955年に68手、1960年に70手。
・基本技⑦(突き出し、突き倒し、押し出し、押し倒し、寄り切り、寄り倒し、浴びせ倒し)投げ手⑬、掛け手⑱、反り手⑥、捻り手⑲、特殊技⑲
・ちなみに私は「うっちゃり」が大好きです。
Q2. 30年前の幕内決まり手一番多かった技は、「① 寄り切り」(33.3%)。
②押し出し(17.0%) ③上手投げ(6.7%) ④はたき込み(5.4%)
Q3. 現在の幕内決まり手で一番多い技は、「②押し出し」(24.3%)。
② 寄り切り(23.9%) ③上手投げ ④はたき込み(9.3%) ⑤突き落とし(7.1%)
⑥突き出し(4.1%) ⑦上手投げ(4.0%)
・「押し出し」と「寄り切り」で全体の50%近くを占めている。
・近年は力士の大型化に伴い、投げ手や「つり出し」が減っている。
・ちなみに「押し出し」は両手や片手で相手に触れた状態で押し、「突き出し」は手は相手の体から離れている。
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