今日も先週9月2日(土)の日本経済新聞別冊「プラス1」の「何でもランキング」にあった「もう一度読みたい あの名雑誌」からです。今日は第4位から第10位までです。
第4位「FOCUS」(新潮社) 1981年創刊、2001年休刊。
・「写真で時代を読む」。一つの出来事を見開き写真1枚で決める。
・タブーを恐れず、新聞などが伝えないニュースを大胆に報じた。
・写真週刊誌というジャンルを築いた。
・あらゆる手法を駆使した取材は「FOCUする」という流行語を生む。
第5位「Hot-Dog-PRESS」(講談社) 1979年創刊。2004年休刊。
・かつての若者の「青春時代のバイブル」。
・競合誌「POPEYE」との差別化を図るために打ち出したのが「女の子とのデートマニュアル」路線。
・タレントやミュージシャンが愛用する服などを紹介。
第6位「週刊朝日」(朝日新聞出版) 1922年創刊、2023年休刊。
・日本で最も古い総合週刊誌の一つ。
・創刊時は大正デモクラシー。新聞がすくいきれなかった大衆文化を伝え、言論の自由を広げる一翼を担った。
・1948年の太宰治の愛人との入水自殺、日記全文公開は十数万部が4時間で完売。
・表紙は篠山紀信さん撮影の宮崎美子さんをはじめとした女子大生シリーズが人気。
第7位「主婦の友」(主婦の友社) 1917年創刊、2008年休刊。
・大正デモクラシーの下、結婚して子どもを持つ女性に、生活の知恵を伝える「主婦乃友」を創刊。54年1月号から「主婦の友」に改称。
・部数ピークは1943年7月号の163万8800部。
・既婚女性に的を絞ったインテリア、節約、ダイエット、364日のおかずなどの記事や付録の家計簿は、当時の専業主婦の心強い味方。
第8位「FMfan」(共同通信社) 1966年創刊、2001年休刊。
・創刊はビートルズが来日公演した日。
・AM放送より音がよく、音楽をたっぷり聴けるFMの人気が高まる中、「事前に曲目を知りたい」「流れた曲名を教えて」という問い合わせが相次いだ放送局からの依頼が契機。
・誌面の中心は番組表。放送順に曲名が並び、演奏時間も記載。
・最も売れた号は1980年12月発売の81年新春特大号。表紙はジョン・レノン&ヨーコ・オノの新作「ダブル・ファンタジー」のジャケット。レノン暗殺直後の発行。
第9位「ダカーポ」(マガジンハウス) 1981年創刊、2007年休刊。
・創刊時のキャッチフレーズが「『現代』そのものが圧縮されているリトル・マガジン」「現代が3時間でわかる」。
・時事問題からサブカルチャーまで、今知っておきたい事象をA5判の誌面に凝縮。
・ネットのまとめサイトのような役割を果たしていた。
・様々な角度から光を当てたのは「本」「文章」「言葉」。
・「文章上達講座」「ノンフィクション作家になる方法」「長嶋茂雄の言語感覚」
第10位 「BIG tomorrow」(青春出版社) 1980年創刊、2017年休刊。
・第2次オイルショックの頃創刊。
・仕事、人間関係、マネー、異性にもてる方法など多様な角度から、一人ひとりがどう生きるかを提案する「あなたが変わる『人間情報誌』」。
・ターゲットは時流に乗れずにもがいている普通の若者。
・読者との距離が近く、最大の特徴は読者と編集者をつなぐ「HOT LINE」。
この中に皆さんの愛読紙はありましたか?
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