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No弐-890  名雑誌

   9月9日です。昨年も書いたのですが、今日は、五節句のひとつで「重陽の節句」です。昔は、栗きんとんを食べる習慣があったそうです。

 他には語呂合わせから「救急の日」「九九の日」「手巻きずしの日」「きゅうりのキューちゃんの日」、ケンタッキーフライドチキンの創業者であるカーネル・サンダースさんの誕生日にちなんで「カーネルズ・デー」でした。

 

 先週9月2日(土)の日本経済新聞別冊「プラス1」の「何でもランキング」は、「もう一度読みたい あの名雑誌」でした。読んでいて懐かしくなったので、今日と明日はコレを紹介します。

 

第1位「ぴあ」(ぴあ) 1972年創刊、2011年休刊。

・映画、演劇、コンサートなどエンターテインメントの情報誌。

・矢内廣社長が大学4年の時とき、仲間と共に月刊誌として創刊。

・最大の特徴は情報の平等性。掲載料は一切取らなかった。

・いつどこでやっているかの羅列にとどめ、論評は排除。

・後に隔週刊となり、その後週刊化。

・首都圏の情報誌として創刊したが、関西や中部にも進出。

・掲載ジャンルも画廊を含む美術展、スポーツ、花火大会などのレジャー情報も網羅。

・最大のヒット企画「学園祭特集」は80年代にかけて花開いていくキャンパス文化を先導。

・今はスマホアプリで作品・公演の情報を提供。

 

第2位「宝島」(宝島社) 1973年創刊、2015年休刊。

・米国文化、サブカルチャー、グラビアアイドル、経済・・・。

・創刊から約40年間、コンセプトを変え続けた。

・「おたく研究」「マルクス入門」「大麻レポート」「UFOが飛んだ日」。光を当てるのはマイナーなもの。

・誌面で提案したストリートファッションをまとう「宝島少女」を生む。

・人気のロック特集は後に月刊誌「バンドをやろうぜ」として独立。

 

第3位「ロードショー」(集英社) 1972年創刊、2008年休刊。

・20世紀の洋画全盛時代に「スター主義」を貫く。

・夢のスター写真とともに、ハリウッド特派員の情報を早く、たくさん届ける。

・最も多く表紙を飾ったのは、ジョニー・デップ(20回)、フィービー・ケイツ(19回)。

・現在は集英社オンライン内に「ロードショー」のサイトがある。

 

 明日に続く