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No弐-881 充電の夏休み

 8月28日(月)から2学期が始まった学校もあれば、明日9月1日から始まる学校もあるでしょう?

 読売新聞の「教育ルネサンス」は「先生 第4部 充電の夏」というテーマが8月22日から連載されていました。

 皆さんは今年の夏休みはどのくらい出勤しましたか?

★8月の終日勤務

・8月の平日20日間のうち、終日勤務した平均日数 

小学校教諭5.6日、短縮勤務2.0日、休み12.5日

 中学校教諭8.4日、短縮勤務2.9日、休み8.7日。

 

★文科省の方針転換

・2002年から学校週5日制が完全実施されたことに合わせ、「先生は休み過ぎ」という批判を避ける狙いもあり、長期休暇中に研修や授業研究に努めるよう求める通知を、全国の教育委員会に出す。

・2019年、国勢調査などで、日本の先生の多忙さが明らかになり、方針を転換し、過度な教員研修や部活動などを見直すことで、長期休暇中の仕事を減らすよう求める通知を出す。

・お盆などに一斉に休む「閉庁日」の設定を呼びかけ、98.6%(2022年)が閉庁日を導入。

・2019年には改正教員給与特別措置法が成立。

・2021年度から繁忙期の労働時間を延ばす代わりに閑散期にまとめて休暇が取れる「変形労働時間制」を自治体の判断で導入。

 

 第1回(8月22日)は、中央区の小学校の先生の夏休みの過ごし方が紹介されていました。

 

★夏休みの仕事・研修例

①教務主任・6年担任

・植物への水やり、生き物(金魚、メダカ、ウーパールーパー、カメ・・)へのえさやり。

・来年度の学校行事を管理職と相談。

・中堅教員向け研修(4泊5日)の報告書づくり。

・最新の教育施策や体育指導を学ぶ研修に11日間参加。

 

②6年学年主任

・国語指導の研修会で使うスライド資料作り

・9月の転出入する児童のための教科書の手配。

・移動教室の雨天計画

・10月末の研究授業の準備。

・卒業式の準備。

 

③校内研究

・夏休みは地域を知る貴重な時間。

・研究主任を中心とした自由参加の勉強会。

・初回は、7月下旬、約20人参加。

・第2回は、8月下旬、学校周辺を歩くフィールドワークを計画。

 

 懐かしくなりました。自由参加でも20人が集まったり、フィールドワークをしながらランチを食べて、おやつを探すなんて、素敵な職場ですね。