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No弐-873  虫雑学

 今日も「虫」にお付き合いください。「虫雑学」(むしざつがく)と読むより(ちゅうぞうがく)って読んだ方がインパクトないですか?

 130万種いる動物のうち100万種(約8割)が虫なんだそうですが、こんな虫のおもしろ情報を見つけました。

①「赤トンボ」 童謡でも有名な「赤とんぼ」は、アキアカネがふさわしいという意見が多いが、このとんぼは夕方にはあまり飛ぶことはない。元々は黄色に近い色で、オスだけが強い赤い色。赤とんぼは、体の赤いとんぼのことで、特定の種類ではない。

 

②「でんでん虫」 でんでん虫の名前の由来は、殻にこもったカタツムリを、「出ろ出ろ!」とはやしたてたことで、「出ろ出ろ虫」→「出出虫」→「でんでん虫」となった。

 

③「ゴキブリ」 ゴキブリは、出現したのは3億年前。熱帯を中心に4000種ほどが生息、日本は約50種が生息。家に出るゴキブリの1%、多くのゴキブリは森林などに住む。

ゴキブリはもともと「ゴキ(後器)カブリ」(後器=食器)と呼ばれていたのが、誤植がきっかけでこの名前が浸透してしまった。ゴキブリの好きなにおいはタマネギ。

 

④「クモ」 クモの糸は、全部で7種類あって、それぞれの特性に合わせて使い分けている。日本のクモは1000種類ほどいるが、半数近い約400種は網をはらない。

 

⑤「ホタル」 ホタルは、世界には約2000種も存在しているが、日本では約50種。そのうち、光るホタルは14種類。ゲンジボタルとヘイケボタルは卵から成虫まで一生涯光っている。

 

⑥「蚊」 蚊の主食は血ではなく、花の蜜や果汁。血を吸うのはメスだけ。メスは卵を育てるのに必要なタンパク質を摂取するために血を吸う。かゆくなるのは蚊の唾液のせい。

 

⑦「ハエ」 ハエは足の先にある器官で味を感じる。手足をこすり合わせているのは、味覚を研ぎすませるために器官についた汚れを落とす。

 

⑧「バッタ」 バッタの耳は頭ではなく、後ろ足の付け根についている。コオロギやキリギリスは前脚についている。

 

⑨「ハチ」 ハチはメスしか刺さない。ハチの針は産卵管が変化したものなので、オスには針がついていない。ハチのほとんどはメス。働きバチが実際に仕事をしているのは6時間程度、休憩時間はおよそ4時間。

 

⑩「ミミズ」 ミミズはオスでもあり、メスでもある。交尾をする際は2匹がオスとメスの役割を交互にこなし、両方が卵を産む。カタツムリもオスとメスの区別がない。ミミズはバックができない。

 「授業のまくら」にいかがでしょう?