8月3日(木)に長岡の花火を見てきました。実は、打ち上げ花火大会を最初から最後まで見るのは初めてでした。姉が長岡に住んでおり、抽選で「マス席」(¥21000)が当たったのです。
2日間行われる打ち上げ花火も全て同じものではありません。
7時20分に番外の「10号3発」で始まります。1番は「ナイアガラ超大型スターマイン」、最後の39番は「米百俵花火・尺玉100連発」、退場する頃は、9時20分を過ぎていました。あっという間の2時間でした。帰りも土手は大混雑でした。
翌日録画した2日(水)の花火も見ましたが、やはりライブの迫力にはかないません。
帰りに長岡駅には打揚筒や、花火玉が展示されており、花火への関心がさらに高まりました。そこで、ネットにあった「花火師はプログラマー?知ればもっと楽しくなる『花火』の歴史と科学」(Honda Kids)で、花火を研究している丁大玉教授(足利大学)の子ども向けの解説が分かりやすかったので紹介します。
★花火の歴史
・8世紀後半、中国で発明された黒色火薬が花火のはじまり。医薬品、殺虫剤として使用。
・見て楽しむ花火は、14世紀頃のイタリアで発展。
・日本には、16世紀に鉄砲が伝わり、一番歴史が古い花火大会は、隅田川花火大会。
・本格的な打ち上げ花火が登場したのは明治時代。
★花火玉の形
・ヨーロッパの花火玉は円筒形で、柳の枝のような形に開き、色も1色が多かった。
・日本の丸い花火玉は、開いたときにどの角度から見ても丸くて美しい。丸い形は外側からの力に強く、ひびや割れが出にくく、均等に割れ、安全。
・最近では、海外でも日本の花火玉が作られるようになった。
・花火玉のまわりは、じょうぶな紙をはり合わせてできた、「玉皮」というボウルのような半球形の容器になっている。
・玉皮の中には、花火の色や光のもとになる「星」とよばれる火薬のかたまりがキレイにならんでいる。
・玉皮をこわして星を飛び散らせるための「割薬」という別の火薬と、割り薬に火をつける「導火線」が付けられている。
★花火玉の大きさ
・最小2.5号(直径7.5㎝、120g)、3号(9㎝)、4号(12㎝)・・・10号(1尺、30㎝、3㎏)・・・
・最大40号(4尺、120cm、420kg)
★花火の色
・「赤」「黄」「緑」「青」の4色が基本。
・4色を組み合わせ、最近はオレンジ、水色、エメラルドグリーンも見られるようになった。
・花火の発色は、金属化合物の炎色反応を利用したもの。明治時代に金属化合物が輸入され、明るくあざやかな色の花火ができた。
★打ち上げるしくみ
・筒の底に打ち上げ用の火薬(揚薬)をしきつめ、導火線を下にして花火玉を置く。
・昔は筒の中に火種を投げ入れたが、危ない方法だった。
・今は電気を使って点火。すべての筒をならべ終わったら、コードでつなげ、遠くからスイッチを入れる。
・打ち上げるタイミングもあらかじめコンピューターにプログラムしておく。
・導火線に火がついた瞬間に真上に打ち上がり、導火線にそって火が伝わり、ちょうど導火線が燃え切ると、玉の中心の割薬が点火され、破裂して開く。
今度はどこの花火大会を見に行こうかしら?
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