昨日の第112回定例「7月のがるべる」は、私が3年前千葉の宿で知り合った元ホテルマンの福島星吾さんが、「DISC理論とは?タイプ別の適切な褒め方・叱り方」いうテーマでお話をしてくださいました。12名が参加してくださいました。
★今の世の中の人との関わり方
「コロナ禍」「SNSの発達」、「AIの導入」などで、人とのかかわりは希薄になり、必要最低限になってきてしまっている。
★コミュニケーションとは?
・話し手と聴き手の「思考」や「価値観」は決して同じではない。
・「伝えたい内容」と「伝わる内容」は根本的に同じではない。
・「伝わらないが大前提」と思っておくことがポイント。
◎多くのヒトが陥っている人間関係MAPとモノの見方
①価値観が似ていて「好き」→友達「楽しい!」
②価値観が似ていないで「好き」→尊敬「新しい発見!」
③価値観が似ていて「嫌い」→苦手「イライラする!」
④価値観が似ていないで「嫌い」→拒否「無理でしょ!」
◎よりよい人間関係を築き、コミュニケーションがうまくいくためには?
・相手を受け容れ、相手に受け容れてもらうこと。
・お互いの求めていること(ニーズ)を知り、満たそうと努力すること。
◎人とのコミュニケーションで大切なこと
・まず、聴くこと。 3原則「耳で聞き、口で訊き、心で聴くこと」
・「100%相手の味方」 ありのままを受け容れ、評価しない。
・「否定しない」 答えは必ず相手にある。否定からは何も生まれない。「信じていたのに・・・」は信じていない。
・「共感・傾聴する」 共通点を見つけることではない。相手の言葉を頭ではなく、心で感じる。同じ方向性を見る。
・人が決して自分と同じように感じるわけない。
◎相手とうまくコミュニケ―ションを取りためには?
・自分が好きかどうか、似ているかどうか、ではない。
・言動や行動結果から相手を読み取る。
・自分と相手の物事のとらえ方を知り、一人一人に効果的なアプローチ法を取る。
★「DISC理論」とは?
・アメリカのウイリアム・M・マーストン博士が提唱。
・人それぞれ異なる行動・性格パターンをタイプ分けしたフレームワーク
◎4つのタイプ
①Dominance「主導型」意志が強いリーダータイプ
快活、リスクを嫌がらず、ライバルがいる方が力を発揮。改善意識が高い。
マニュアル通りを好まず、協調にあまり関心がない。
②Influence「感化型」社交的なムードメーカータイプ
楽観的、発想や感情表現が豊か、ポジティブ、新しいアイデアやトレンドを好む。
安易に仕事を引き受けたり、仕事のち密さに欠ける。
③Steadiness「安定型」配慮ができるサポータータイプ
周囲への配慮、思いやり、協調性が高い、実直性、素直に指示に順応、聞き上手。
変化は好まず、慣れ親しんだやり方、間違いないやり方で対処。
④Conscientiousness「慎重型」データ主義なクールタイプ
緻密さ、正確さ、論理的・合理的な思考、何度も確認、正確、データ、資料参照。
論理的に納得できないと行動に移せない。批判されると殻に閉じこもることもある。
ちなみに参加者は、D(2人)、I(3人)、S(4人)、 C(3人)でした。
また、年齢と共に変化もするそうです。
★各タイプへのアプローチ
8つの場面での各タイプのアプローチの仕方を教えてくださいました。
早速、クイズにしてみました。何型のタイプに有効でしょう?
①内容の具体的な部分を取り上げ、論理的に褒める。自分が考えたことやアイデアを認めてあげると、モチベーションが上がる。
②周囲から評価されていることを伝え、人前で褒める。仕事への取り組み方や服装など些細なこともほめる。
③感謝の気持ちを伝える。事実に基づいてどんな点が良かったのかを伝える。
④その人が行った工夫や成果を際立てて褒める。手に届くよりも少し上の目標を掲げてあげる。
⑤叱る時は個別に対応する。良かった点と今後の期待も交えて説明する。
⑥叱る時は、細かい指摘や指示はしない。何がよくなかったのか質問を投げかけ、改善点は自ら考えさせる。
⑦叱る時は、データや事実に基づいて具体的に指摘する。質問をする時間を与え、想定されるリスクや失敗やトラブルに対する許容範囲を予め伝えてあげる。
⑧叱る時は、慣例や具体例をあげながら道筋立ててより具体的に説明する。「困ったことがあったらいつでも相談に乗るよ」と伝える。
①C ②I ③S ④D ⑤I ⑥D ⑦C ⑧S
タイプ分けをすることが目的ではなくて、傾向を知って、その子に合った褒め方、叱り方をプロとして考えていきたいですね。
とっても楽しい学びでした。
皆さんもタイプ別診断テストやってみてはいかがでしょう?
結果をこっそり教えてくださいな。
家族でやっても盛り上がりそうですね!
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