今日の読売新聞「関心アリ!」は、「夏休みの宿題」のことを取り上げていました。
皆さんの学校の夏休みの宿題はいかがですか?特に今までとは変わりはないのでしょうか?それとも少なくなったのでしょうか?
★夏休みの宿題の歴史
・1924(大正13)年、東京府が文部省からの要請を受けて、いくつかの小学校の宿題を調べた際の報告書が残されていた。(東京都公文書館)
・八王子第三尋常小学校では「夏休みの練習」というドリルが出されていた。
冒頭には「毎日、時間を定めて涼しい間に復習しなさい」と勉強の心得も書かれている。
・「教科書が配布され、家庭に紙や鉛筆などが普及し、この頃には夏休みの宿題が広がる基盤が出来上がっていた」(木村元特任教授、青山学院大・教育史)
・高度経済成長期には「知識詰め込み型」教育を背景に宿題の量が増えた。
・90年代以降は自由研究などの「探求型」学習が広がった。
・近年、宿題の量を減らしたり、一律に課したりするのをやめる学校が増えている。
・内容を子どもや家庭に自由に決めさせることで、その子に合った課題に取り組めたり、興味関心を伸ばしたりできる利点がある一方で、不安を感じる親もいる。
◎大阪府高槻市の小学校の例
・1年生の夏休みの宿題は、算数と国語のプリントが計20枚、タブレットで取り組むドリルが主。読書感想文や自由研究は任意。
・学校の説明では、共働きの親が増え、宿題を見る負担が大きいとの声が上がったため。
◎品川区の小学校の例
・去年までは復習ドリルや漢字の書き取り、読書感想文があった。
・今年度から自由研究と絵日記、朝顔の観察(1年生のみ)だけ。
・「主体的な学びが大事だと言いつつ、一律の宿題を課すことに疑問があった。嫌々やる宿題よりも、子ども自身が何をやるか決めて、家庭で取り組む方が有意義だと思った」(校長)
◎岐阜市の小学校の例
・昨年度から普段の日の宿題を廃止し、子どもが自ら決めて学ぶ家庭学習に改めた。
・夏休みの宿題は、復習問題と休みの過ごし方をまとめた「夏の友」、「宝物づくり」。
宝物は、工作や実験、旅の思い出など、何でもいい。
・「夏休みは子どもたちを家庭に返す時期。この期間にしかできないことに夢中で取り組んでほしい」(校長)
◎千葉県の小学校の例
・夏休み前の保護者面談で、学習面の課題や家庭学習に向けた助言などを丁寧に行う。
「宿題が何もない」のは親としては不安なはずです。何もしなかったツケは2学期に来ます。
私なら、続けることを1つ、挑戦することを1つ、発見することを1つ課題にしたいです。
個人差が大きいのですから、できない子にはこちらから課題を出したり、丁寧に助言して上げたりすることが大切です。
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