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No弐-829  ニシゴリラ

 先週6月30日(金)朝日新聞の「いきものめぐり」にゴリラのことが紹介されていました。見出しは「ニシゴリラ、いなくなる・・・?」。ニシゴリラって?

・海外からの導入が難しくなり、いずれ動物園で見られなくなるかもしれない動物たちがいる。人気者のニシゴジラもかつて、そう言われていた。

これは「授業のまくら」に使えるなと思いました。皆さんは、ゴリラのことはどのくらいご存知ですか?

 

Q1.  ゴリラは全部で何種類いるでしょう?

 

Q2.  日本にいるニシゴリラは何頭(昨年末)いるでしょう? 

 

Q3.  2030年には国内のニシゴジラは何頭になると予測されているでしょう?

 

Q1.  ゴリラは大きく2種類、こまかくは4種類に分けられている。

「ヒガシゴリラ」ウガンダやルワンダなど東側で見られる

①「マウンテンゴリラ」霊長類最大級で最強といわれている。

標高が高い山中で生活し、腕が短く、毛深く、黒々。唯一生息数が増加傾向。

②「ヒガシローランドゴリラ」ゴリラの中で最大種。200kgを超すものも確認。

 

「ニシゴリラ」カメルーンやナイジェリアなど西側で見られる。

③「クロスリバーゴリラ」生息数が最少、推定300頭。絶滅間近の状態。

④「ニシローランドゴリラ」低地の森林や湿地を好み、生息数が最も多く、推定20万頭。腕が長く、頭部は茶色が目立つ。ゴリラの中では最小種。

一般的に動物園で飼育されている。日本で見れるゴリラもすべてニシローランドゴリラ。

 

★国内のニシゴリラ

・2000年末33頭→2022年末20頭。(Q2の答え)

・「2030年には国内のニシゴジラは6頭に減る」(2011年将来予測) (D3の答え)

・2007年、海外から最後に入ってくる。

・その2頭のオスが繁殖に成功し、09年度以降全国で計10頭が生まれた。

・野生下で圧倒的に頭数が多く、捕獲しやすかったことなどが影響。

・野生では、森林破滅による生息域の減少やエボラ出血熱の広がりで、大幅に生息数が減少。

・ニシゴリラは最も絶滅の恐れがあるカテゴリーに入っている。

 

★①千葉市動物公園

・やんちゃなオスのモンタ(38)。

・気が短く、すぐに地面をたたいてイジイジするメスのローラ(45)。

・2頭はいま、隣の獣舎に別々に暮らす。

・過去には繁殖を試みたこともあったが、うまくいかなかった。

・大分県別府市の園で生まれ、人に育てられたローラは、ほかのゴリラを拒絶した。

 

★その他の動物園のゴリラ

②東京都恩賜上野動物園 (7頭)

 ハオコ(父・オス・29)、モモコ(母・メス・39)、コモモ(長女・メス・13)、モモカ(次女・メス・10)、リキ(長男・オス・5)、スモモ(三女・メス・1)、トト(メス・45)

 

③東山動植物園(愛知県・名古屋市) (5頭)

 ジャパーニ(夫・オス・26)、アイ(妻・メス・20)、ネネ(妻・メス・51)、キヨマサ(ネネの子・オス・10)、アニー(アイの子・メス・10)

 

④日本モンキーセンター(愛知県・犬山市) (1頭)

 タロウ(オス・50)

 

⑤浜松市動物園(静岡県・浜松市) (1頭)

 ショウ(オス・43)

 

⑥京都市動物園(京都府/京都市) (4頭)

 モモタロウ(父・オス・23)、ゲンキ(母・メス・37)、ケンタロウ(長男・オス・11)、キンタロウ(次男・オス・4)

 

 20頭のゴリラに会いに行きたくなりました。