今日もスポーツニッポンに連載されている土日の「パズル」のコーナーにあった5月28日(日)と6月11日(日)の問題からです。
★使い方 言葉の正しい使い方を選びましょう。
1.君子豹変
①部長はクライアントの前だとお世辞ばかりで、社に戻ると相手のことを世間知らずのように言う。「君子豹変す」の見本だわ。
②A社の社長は若手社員の意見を聞いて、それまで認めていなかった男性社員の育児休暇を認めたそうよ。君子豹変とはこのことね。
③ジーンズ姿からドレスに着替えると見違えるね。君子豹変だ。
2.一知半解
①最近、あの解説者は経済についてよくコメントしているけれど、経営の実務については一知半解だね。
②料理というのは基本をきちんとマスターすると、一知半解であとはすべて応用してできるようになりますよ。
③彼はさすがシリコンバレーでITの会社にいただけあって、どんな疑問にも一知半解で答えてくれるわ。
3.汚名を〇〇
①ドラフト1位で期待を受けて入団したものの2軍が長かったけれど、今年は開幕から大活躍して汚名を返上した。
②業績が低迷していたわが社も新製品が大ヒットして、汚名を挽回できました。
③今回の舞台の評判は上々で、演技力を問われてきた彼女の汚名を回復できる。
★使い方
1.君子豹変
②A社の社長は若手社員の意見を聞いて、それまで認めていなかった男性社員の育児休暇を認めたそうよ。君子豹変とはこのことね。
・「君子は自分が違っていると知ったら、それをすぐに良いほうに改める」というのが本来の意味。
2.一知半解
①最近、あの解説者は経済についてよくコメントしているけれど、経営の実務については一知半解だね。
・「一知半解」とは、物事の知識や理解が中途半端なこと。
・②は「一を聞いて十を知る」、③は「博覧強記」が適当。
・中途半端な知識しかないの知ったかぶりをすることや、人のことを「半可通」とも呼ぶ。
3.汚名を〇〇
①ドラフト1位で期待を受けて入団したものの2軍が長かったけれど、今年は開幕から大活躍して汚名を返上した。
・「汚名返上」は一度付いた汚名を覆すこと。
・②は「名誉挽回」、③は「汚名を回復する」とは言わない。
・「汚名をすすぐ」、「汚名をそそぐ」「汚名を晴らす」
4.物議を〇〇
②人気男性タレントの「不倫は日本の文化」という発言は、ずいぶん物議を醸した。
・「物議を醸す」は世間の論議を引き起こす意味。
・「物議を呼ぶ」という言い方も最近増えている。
・「醸し出す」とは言わない。
4.物議を〇〇
①PTA会長の歯に衣着せぬ言い方は、父兄の間に物議を醸し出した。
②人気男性タレントの「不倫は日本の文化」という発言は、ずいぶん物議を醸した。
③外務大臣の不用意な発言が、近隣諸国に物議を呼んでいます。
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