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No弐-826  同音異字クイズ2

 7月1日です。今年もあっという間に半分が過ぎてしまいました。前半戦はいかがだったでしょうか?

 今年も私が育った東京北区の十条富士神社大祭のことを思い出しました。

 「お富士さん」といいう名で親しまれ、毎年6月30日、7月1日の2日間、富士山の山開きに合わせて行われるお祭りです。

 神社脇の道路300mほどに200以上の露店が並び、参詣客でにぎわいます。

 この日は、かなりの確率で雨が降る日なんです。やはり昨日も今日も降りましたよね。

 

 さて先週No弐-819(6月24日)で「同音異字クイズ」を出しましたが、今日も一緒に「シャキッと脳活」してみませんか?

 スポーツニッポンに連載されている土日の「パズル」のコーナーにあった5月21日(日)と5月28日(日)の問題からです。

 

★同音異字 文章に合う漢字はどちらでしょう?

①孫の学芸会が(間近 真近)に迫ってきたので、カメラを新調した。

②期待の若手が(逆点 逆転)ホームランを作った。

③何度か手紙を送ったが、先方から(無しの 梨の)つぶてだ。

④観光地にとってゴールデンウイークは(書き入れ 掻き入れ)時だ。

⑤この茶碗は(改心 会心)の作だ。

⑥早いもので今年ももう(半ば 中ば)を過ぎた。

 

⑦主人に料理を任せたら(案の定 案の上)材料ばかり一流品。

⑧夫婦が(一心同体 一身同体)なんて誰が決めたんだ。

⑨プレゼンテーションが成功して(有頂天 有頂点)だ。

⑩もうそろそろ(機嫌 気嫌)を直してくれないか。

⑪老眼になったら(否応 嫌応)無しに眼鏡のお世話になるものさ。

⑫ゲリラを武力で(勢圧 制圧)した。

 

★同音異字

①孫の学芸会が(間近)に迫ってきたので、カメラを新調した。

時間や距離が「近いこと。「真」は正確、ずれのないという意味。「真正面」「真横」など。

 

②期待の若手が(逆転)ホームランを作った。

 それまでとは事の成り行きが逆になること。「逆に点が入る」という意味ではない。

 

③何度か手紙を送ったが、先方から(梨の)つぶてだ。

「つぶて」は小石のこと。小石を投げても返ってこないように返事がないこと。

「梨」は「無し」の語呂合わせ。

 

④観光地にとってゴールデンウイークは(書き入れ)時だ。

 商店などで、儲けが一番多いとき。帳簿を書くのに忙しいことから「書」を使う。

 

⑤この茶碗は(会心)の作だ。

 心から満足すること。「会心の笑みを浮かべる」などとも使う。

 「改心」は過去を省み、心を改めること。

 

⑥早いもので今年ももう(半ば)を過ぎた。

 一定の期間や行程の半分あたり。「半ばの月」は半月のこと。

 

⑦主人に料理を任せたら(案の定)材料ばかり一流品。

 思った通り。「案」は計画や考えのこと、「定」はきまっていること。

 

⑧夫婦が(一心同体)なんて誰が決めたんだ。

 複数の人が、一人の人間のように、心を一つにして結び付くこと。

 

⑨プレゼンテーションが成功して(有頂天)だ。

 喜びに夢中になること。仏教で「天界の最上位にあたる最上の天」を意味するサンスクリット語が語源。

 

⑩もうそろそろ(機嫌)を直してくれないか。

 愉快か不愉快かという、人の気分の状態。元は仏教用語で「譏嫌」と書き、人を譏(そし)り嫌うこと。

 

⑪老眼になったら(否応)無しに眼鏡のお世話になるものさ。

 有無を言わせないこと。不承知と承知の意味。「否でも応でも」。

 

⑫ゲリラを武力で(制圧)した。

 力ずくで抑え込み、支配下に置くこと。「がん征圧期間」など。