今日もラジオ体操のことを紹介しますね。朝日新聞別冊「be」の「知っ得 なっ得」のコーナーにあった「ラジオ体操のすすめ」(4回連載)からです。
③注意することは?(6月17日)
・ポイントは「意識すること」。いまどの筋肉を伸ばそうとしているのか、動作の目的を意識しながら体操することが大切。
★体を前後に曲げる運動
・この運動の目的は、背中とおなかを伸ばして柔軟性を高めること。
・手を地面近くまで持って行こうとしてひざが曲がっている人が多いが、運動の意図と違う。
・体を前に曲げるときは、ももの裏や腰、背中の筋肉を伸ばすことを意識する。
・体を後ろに反らす時は、両手で腰を押しながら、おなかの筋肉を伸ばすことを心がける。
★体を横に曲げる運動
・この運動の目的は、体側を伸ばすこと。
・上に向かって背筋をピンと伸ばしてから、引っ張られた釣り竿のように体を横に曲げるイメージ。
・肘は曲げない。おへその位置を動かさないことを意識する。
★その他の運動
・最初の「伸びの運動」は、背筋を伸ばして運動のしやすい姿勢に整えるのがねらい。
・2番目の「腕を振って足を曲げ伸ばす運動」は、血行を促して「運動をやるぞ」と全身に合図を送るのが目的。
・そこから筋肉や関節をほぐす運動につながり、11番目の「両足で跳ぶ運動」でピークを迎え、最後は深呼吸で整える。
★呼吸
・体を伸ばす時に吸う。腕を下ろす時や体を曲げる時は吐く。
④連盟があるの?(6月24日)
・「ラジオ体操の歌」(藤山一郎作曲、1956年)
・夏期巡回ラジオ体操は2020年、2021年は中止。
・動画サイトで各地のお国言葉をつかったラジオ体操の動画がたくさんアップ。
「腕ば、回すったい」(博多弁)、「背伸びの運動やでー」(大阪弁)
・英語、イタリア語、広東語、ベトナム語バージョンも。
・ブラジルでも移民の人たちが受け継いでいる。
・今年の巡回ラジオ体操は全国42か所で開催。
・年に1回のラジオ体操のビッグイベント「1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭」は、8月20日、横浜の赤レンガパークで開催。
★ラジオ体操バッジ
・ラジオ体操のイメージキャラクター「ラジオ体操坊や」略して「ラタ坊」をあしらったバッジ。
・NPO法人全国ラジオ体操連盟公認バッジ。
・「銅バッジ」春と秋の講習会に参加すると「ラジオ体操指導員」の資格が得られる。
・「銀バッジ」実技と筆記の試験に合格すると「2級ラジオ体操指導士」の資格。
・「金バッジ」全国レベルで普及推進活動にあたると「1級ラジオ体操指導士」の資格。
・2級指導士になると、連盟から地域の体操会場で模範演技を頼まれることもある。
なかなかラジオ体操も奥が深いでしょ?
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