カレンダーを見ると6月6日。今日は、「梅の日」でしたね。室町時代、神のお告げで天皇が梅を奉納するとたちまち大雨が降り、五穀豊穣をもたらし、この天恵の雨を、「梅雨」と呼ぶようになり、縁起のいい雨とされているという話でした。
また、古来より日本では、「芸事は6歳の6月6日から始めると上達する」との伝承があります。数字が3つ以上続くとなんか縁起がいいような気がしてきませんか?
「6」という形から、「らっきょうの日」「山形さくらんぼの日」「羊の日」(羊の角)「補聴器の日」「ロールケーキの日」なんていうのがありました。
4年前「No345」では、「小学校の先生の理想像」(大谷大の調査結果)を紹介しました。
1位「真剣に話を聞いてくれる」(55%)、2位「信頼関係を築けている」(54.7%)、3位「こころと向き合ってくれる」(45.8%)、4位「ひいきをしない」(43.6%)、5位「厳しく叱ってくれる」(34.1%)でした。
男女差があったのは、「ひいきをしない」で、女性(54.2%)に対し、男性(33.0%)。女性の方が公平な態度には敏感でした。
2年前「No弐-71」では、親の「小学生の頃好きだった先生」を紹介しました。
1位は、「面白い話で笑わせてくれる先生」(31.7%)、2位「優しい先生」(29.2%)、3位「自分のことを認めてくれる先生」27.6%)、4位「褒めてくれる先生」(23.8%)、5位「勉強以外の話もしてくれる先生」(22.7%)でした。
今年は、「教員の意識に関する調査2022」(ジブラルタ生命保険・調査結果)に注目してみました。
★理想の教員像10
①授業がわかりやすい(75.6%) ②児童のやる気を引き出している(56.1%) ③児童とのコミュニケーションが上手(53.5%) ④児童から慕われている(50.4%) ⑤児童の変化にすぐ気づく(48.2%) ⑥幅広い知識を身につけている(47.8%) ⑦児童の意見に耳を傾けられる(47.2%) ⑧児童の気持ちがわかる(42.4%) ⑨クラスを上手くまとめている(40.5%) ⑩ユーモアがある(38.8%)
★男女別考察
・「授業がわかりやすい」が男性(74.6%)、女性(75.6%)ともに1位でした。
・「ユーモアがある」以外は、全て女性の方が理想の教師像への意識が高いことが分かりました。
・男女差が大きかったのは、「コミュニケーション上手」(19.1%) 、「変化にすぐ気が付く」(18.7%)、「意見に耳を傾けられる」(17.3%)、「やる気を引き出す」(13.4%)、「気持ちがわかる」(13.2%)、「クラスを上手くまとめている」(10.7%)でした。
★年代別考察
・「授業がわかりやすい」が各年代も1位なのですが、60代(84.0 %)に対し、20代(68.6%)の差に驚きました。
・20代が1位なのは、「コミュニケーション上手」(62.9%)、「慕われている」(61.3%)でした。
・反対に60代が1位なのは、「授業がわかりやすい」(84.0 %)、「やる気を引き出す」(59.3%) 、「幅広い知識」(59.3%) でした。同じ世代なので分かるような気がします。
・その他「やる気を引き出す」(58.1%)、「変化にすぐ気が付く」(53.4%)、「意見に耳を傾けられる」(52.2%)、「クラスを上手くまとめている」(47.6%)は30代が1位でした。
どうすれば理想に近づけるのか?授業が分かりやすくなるためには、やる気を引き出すためには、もっと教材の話題をしたいですよね。
幅広い知識やユーモアの意識がもっと高まるといいなと思いました。 明日に続く
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