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No弐-771 言葉クイズ

 いよいよGWは最終日。どちらかお出かけされましたか?

 今日もまたクイズを選びました。明日からの「授業のまくら」のお役に立てていただけたら幸いです。

 昨日の朝日新聞に校閲センターからのクイズが9問出題されていました。

 「タイパ」って何の略語?「五月雨」ってなんて読む?何月の雨?なんて尋ねたら、子どもたちらしい珍回答が期待できそうですね。

 少し表現の仕方や問題、答えを変えて7問作ってみました。挑戦してみてください。

 

Q1. 「こいのぼり」。中国にはコイが急流を登り切ると、ある生き物になるという伝説があるが、その生き物とは何? ①竜 ②鳳凰 ③白鯨

 

Q2. 「恐竜」。呼び方のもとになったのは、ギリシャ語で「恐ろしいほどに大きい〇〇」という意味だが、その生き物とは何? ①ゾウ ②ドラゴン ③トカゲ

 

Q3.  春は新茶の季節。スーパーや菓子店、カフェで「抹茶」の商品をよく見かけるが、「抹」とはどんな意味? ①泡立てる ②練り上げる ③すりつぶす

 

Q4.  「おもむろに」とはどういう意味? ①ゆっくりと ②ふいに ③なにげなく

 

Q5. 「メイキョウシスイ」ってどんな漢字? ①明鏡視水 ②明鏡史水 ③明鏡止水

 

Q6.  季語は何? ①アサガオ ②セミ ③スイカ

 

Q7. 女子日本代表の愛称は何?

①さくらジャパン ②なでしこジャパン ③おりひめジャパン 

 

・「タイパ」は「タイムパフォーマンス」の略語。時間対効果、時間効率。

・「五月雨」は「さみだれ」6月の雨。梅雨の時期の長雨。

 

Q1. こいのぼり。中国にはコイが急流を登り切ると、ある生き物になるという伝説があるが、その生き物とは、①竜 

・急流は中国の河川・黄河にあり、「竜門」と呼ばれている。

・「登竜門」はこの伝説が由来。突破すれば、立身出世ができる関門のたとえ。

 

Q2. 「恐竜」。呼び方のもとになった西洋の言葉では「恐ろしいほどに大きい③トカゲ」という意味。

・ギリシャ語の「deinos sauros」に由来し、19世紀に英国の古生物学者が、「恐ろしいほどに大きい」(deinos)と「トカゲ」(sauros)を合わせて作られた言葉。

・日本では大型の爬虫類と言えば「竜」を思い浮かべたので、「恐竜」と書くようになった。

・かつては「きょうりょう」と読むこともあった。

 

Q3.  春は新茶の季節。スーパーや菓子店で「抹茶」の商品をよく見かけるが、そもそも「抹」は、③すりつぶすという意味。

・抹茶は、上等な茶葉を蒸したり乾燥させたりしたあと、臼などでひいて粉末にしたもの。

・茶摘みの季節は春だが、抹茶は半年ほどで熟成されるので、秋が旬。

 

Q4.  「おもむろに」とは、①ゆっくりと 

・漢字では「徐々に」の「徐」を使って「徐(おもむろ)に」と書く。

・文化庁の2014年度の調査で4割が「不意に」と言う意味でとらえていた。

・「やおら」も同じ意味の言葉。

 

Q5. 「メイキョウシスイ」は、③明鏡止水

・くもりのない鏡と、止まったように静かな水のこと。

・心に邪念がなく、澄み切った静かな心境を表している。

・大一番に臨むときに使う。

・意味の似た四字熟語に「虚心坦懐」がある。

 

Q6.  季語 ①アサガオ(秋)、②セミ(夏)、③スイカ(秋)

・季語は旧暦がもとになり、現在の感覚とは異なるものがある。

・アサガオは秋の訪れを告げる花とも言われている。

 

Q7. 女子日本代表の愛称 ①さくらジャパン(ホッケー)、②なでしこジャパン(サッカー)、③おりひめジャパン(ハンドボール)