今回小樽を訪ねてみて思ったことがいくつかあるので、振り返ってみます。
まず、訪日客の多さでした。昨日の読売新聞の「スキャナー」の記事からです。
★訪日客の急速回復
・政府が水際対策を大幅に緩和してから半年が過ぎ、直近の訪日客数はコロナ禍前の半数以上に回復。
・訪日客数は、2021年は過去最少の24万人だったが、直近2月は147.5万人。2019年2月の56%まで戻した。
・今年通年の訪日客予測は2110万人(JTB、1月時点)、5倍以上(2022年383万人)。
★訪日客の国・地方別の割合(日本政府観光局)
①韓国(38.5%) ②台湾(16.8%) ③香港(8.1%) ④米国(5.9%) ⑤タイ(5.0%) ⑥ベトナム(3.8%) ⑦豪州(2.6%) ⑧中国(2.5%)
・中国は、2019年2月に27.8%で1位だったが、中国路線も今年度中に6割まで再開を目指す。
★人手不足
・旅館・ホテルの約8割が「人手不足を感じている」と回答(帝国データバンク)。
・88.7%が人手不足によって営業に影響が出てきた(日本ホテル協会)。
①レストランやバーの営業時間の短縮、休業日の設定(55.6%) ②労働環境に影響(27.0%)③宴会やレストランの予約制限(23.8%) ④客室の稼働制限(15.9%)
・業界ではスマホアプリを通じて単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」の活用など、試行錯誤が続く。
九州は韓国の人が多かったのですが、小樽は、中国の人がまだ少ないとしたら、台湾、香港の人、タイ、ベトナムの人が多かったような気がします。
ホテルマンも外国のお客さんの対応が多くて、日本人らしい細やかな気配りまで気が回らない印象でした。
朝も廊下には清掃用具がたくさん並ぶのは、きっと人が足りないんでしょうね。
次は、昨日7時55分にJアラートがなった事です。
★Jアラート
「午前8時ごろ、北海道周辺に落下するとみられます。直ちに避難してください」
・日本の領土や領海への落下が予測されたのは戦後初。発令は7回目。
・鉄道28本、北海道新幹線運休、地下鉄25分ストップ、高速道路全線通行止め、新千歳空港一部の便が出発見合わせなど。
・公立の小中高校101校は始業時間繰り下げ。
「落下」という言葉に一瞬ドキッとしました。この地で命を落としたら、まさに「小樽のひと」になっちゃうじゃん!イヤだ―!!と心の中で叫んでました。
ホテルの中でも外国の人が多く、道民の方も慣れっこという感じでした。こういうのが続くと驚かなくなり、緊張感がなくなるのが心配です。
最後に北の大地に誕生した新球場「エスコンフィールド北海道」に立ち寄ってきました。今日のスポーツニッポンの記事に紹介されていました。
ラッキーなことに昨日は、可動式屋根が開業から初めてのオープンだったんだそうです。
★屋根初オープン
・北朝鮮のミサイル発射を受け、当初の予定より30分遅れた午前8時30分より作業開始。
・屋根(全長136m、約1万t)は26分かけて全開。
★新球場の魅力
・選手空間のコンセプトは「静(安らぎ)」と「動(戦い)」。
・クラブハウスに入るにはエントランスの重厚な扉を開けて入る。この重みが、一軍の試合に出る重み。
・レトロ調のロビーには、スタルヒンと久慈次郎のバッテリーのパネルが向かい合うように飾ってある。
・選手ロッカー室は日本一広い316㎡を誇る円形ロッカーと1脚22万円の椅子。
・複数パターンが可能な照明、空気清浄機能、4つの出入り口。
・ロッカーからベンチに入る扉は、体ごとぶつかって開ける「パニックドア」。試合へ向かう気持ちを高める狙い。
・ベンチ裏の廊下はチームの創始者故大社氏の壁画と「ファイトがあれば何でもできる」の言葉。
・さらにベンチの裏の壁には大リーグの名選手、ジョー・ディマジオの名言
「自分のプレーを初めて目にする子供が、今日も球場の度かに必ずいる。その子のために、ベスト尽くさなければならない。」が刻まれている。
・ミーティングルームはシアター形式の座席。部屋の名前は「大教室 プロフェッサー・栗山英樹」。
・コーチミーティングやフロントの会議をする部屋の名前は「ヒルマン戦略室」。
・選手が昼寝をできる部屋に寝具メーカー西川がプロデュース。アロマと、音と照明の自動調整。
・ジャグジーは温冷2種類、温泉、サウナ。
・「これが100%ではない。わざとそうしています。これから選手とファンで球場を育てていく」(岩本球団副本部長)
スタジアムツアーに参加しなかったので、これらは見ることができなかったのですが、たまたま屋根が初めてオープンした日に見学できてよかったです。
いつかこの球場でクラフトビールを飲みながら観戦したいです。
「来月のがるべるは、エスコンフィールドで行います」なんて日が来るかしら?
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