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No弐-739 七冠への挑戦

 「七冠への挑戦」といえば、誰だかわかりますよね。そうです。将棋の藤井聡太さんです。

 今日、名人戦が開幕しました。

★名人戦(Wikipedia)

・毎日新聞社、朝日新聞社、日本将棋連盟主催の将棋の棋戦で、タイトル戦のひとつ。

・江戸時代以来の終身位名人制を廃し、短期実力制によって名人を選ぶべく、1935年(昭和10年)に第1期が開始。

・タイトル戦の中で一番長い歴史を有し、七番勝負の勝者は名人のタイトル称号を得る。

・名人位は竜王位とともに将棋界の頂点とされている。

・名人とA級順位戦の優勝者が七番勝負を戦う。

・七番勝負は全国各地の旅館や料亭、文化的施設で行われる。

・第66期(2008年)以降は第1局を東京都文京区の椿山荘で行う。

・第2局~第5局は全国の自治体からの公募により開催地が決定されるのが恒例。

・持ち時間は各9時間(将棋界で最長)で、2日制で実施。

・昼食休憩(両日とも)は12時から1時間、夕食休憩(2日目のみ)は17時から30分間。

・2日目に夕食休憩の時間があるのは、名人戦だけ(1日制のタイトル戦では王座戦がある)。

 

★第81期名人戦7番勝負日程

①4月5、6日 東京都文京区「ホテル椿山荘東京」

 対局検分と前夜祭に300人を超える関係者やファンが集結したそうです。

②4月27、28日 静岡県静岡市「浮月楼」

③5月13、14日 大阪府高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」

④5月21、22日 福岡県飯塚市「麻生大浦荘」

⑤6月31日、6月1日 長野県高山村「緑霞山宿 藤井荘」

⑥6月13、14日 山梨県甲府市「常盤ホテル」

⑦6月27、28日 山形県天童市「天童ホテル」

 会場に使われる宿、施設をご存知ですか?

 

 4月3日(月)の朝日新聞には、幼少期の藤井少年の様子を伝えていました。

・5歳の時、藤井さんは祖母に贈られた盤駒で将棋と出会った。

・すぐに没頭し、もっと強くなりたいと願い、自宅に近い「ふみもと子供将棋教室」に通うようになった。

・週3回、幼児から中学生までの生徒が通う教室の方針は、定跡を覚え、詰将棋を解き、たくさん対局し、礼儀を重んじた。

・幼稚園年長で小学6年生に勝つ才能を持ち、負ければ大泣きした。

・教室に通った4年9カ月の間に全国大会で優勝するまで成長した。

・2012年9月、棋士になるための養成機関「奨励会」に入会。

・数か月後、期待の新星として地元のFMラジオに出演。夢を力強く語った。

「名人をこえたいです」

・同年、小学校4年の時、自己紹介カードに大きく太文字で「名人をこす」と書いた。

 

 「花見将棋」に参加した9歳の時の藤井少年、小学4年の時に書いた自己紹介カード、どちらも素敵ですね。