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No弐-731 霧馬山初優勝

 3年前、No636(2020年3月23日)で相撲を取り上げて以来、相撲の雑学やひいきの力士のエピソードを度々紹介してきました。

 伝説の力士としては、雷電(No885)と横綱玉綿(No弐-99)。

 横綱引退では、鶴竜(No998)と白鵬(No弐-185)。

 横綱誕生では、照ノ富士(No弐-117)。

 初優勝では、2年前初場所の大栄翔(No944)と昨年春場所の若隆景(No弐-366)。

 他にも今一番応援している力士朝乃山(No弐-471)と今場所注目した長身力士の北青鵬(No弐-718)を紹介してきました。

 

 さてこの春場所では、優勝決定戦の上、優勝したのは霧馬山でした。残念ながら優勝した場面はテレビで見ることはできませんでしたが、後でネットニュースで優勝を知りました。

 霧馬山は、朝乃山、若隆景に続く応援したい力士の一人です。

 

★霧馬山のプロフィール(スポーツニッポン)

・霧馬山鉄雄 1996年4月生まれ(26歳)

・出身 モンゴル・ドルノド県(首都ウランバートルから600km離れている)出身。

・家族 両親と兄、妹

・しこ名の由来 陸奥親方のしこ名「霧島」の霧に、遊牧民で馬に乗っていたことから。

・趣味 バスケットボール、音楽、映画、ゲーム

・ライバル 豊昇龍

 

・8歳の頃から一人で馬に乗っていた。(読売)

・スポーツ歴 バスケットボール(小中6年間)、モンゴル相撲(10歳から、18歳でモンゴルベスト4)、柔道(15~18歳)

・入門の動機 高校卒業後、陸奥部屋の後援者を通してスカウトされ、14年10月に来日し体験入門。その後、15年1月に再来日して入門。

・師匠の陸奥親方は新弟子候補として複数のモンゴル人を紹介され、入れようとは思っていなかったが、素直さが目に留まった。(神奈川)

・帰りたい。何度も思った。十両になるまで4年帰国しなかった。長渕剛の「Myself」を聴きまくった。(朝日)

 

・大相撲歴 15年夏場所初土俵。20年度初入幕。

・朝稽古では報道陣に「僕、何番取りましたか」と必ず尋ね、番数を聞くと「一番多いのは誰ですか」。自分が最多と確認すると満足そうに笑うなど、負けん気の強さがある。(神奈川)

・「十両に上がっても最初に稽古場に下りた」稽古の虫。

・大栄翔には直近2場所で連敗しており、2月には追手風部屋の出稽古で研究した。(神奈川)

 

★ギネス

・モンゴル出身力士の優勝は9人目。(朝青龍、白鵬、日馬富士、旭天鵬、鶴竜、照ノ富士。玉鷲、逸ノ城)

・新関脇の優勝は4人目。(清水川、双葉山、若隆景)

・1差直接対決からの連勝は11回目。(17年秋場所、日馬富士が豪栄道を逆転)

・横綱大関以外による決定戦は4度目。(22年春場所、若隆景―高安)

 

 夏場所では初の大関獲りに挑みます。期待したいです。