昨日のWBC、日本の準決勝進出、やりましたね。「最高です!」。今までの日本の戦いぶりをみていると、負ける気がしません。強いです。
今年の桜の開花は、10日くらい早いそうですが、朝ウオーキングをしていると、きれいに咲いた桜をみつけました。つい写真を撮ってしまいますよね。
3月14日(火)読売新聞「ニュースの門」は「花見」についてでした。
★花見の歴史
◎奈良時代、花見の主流は梅だった。
・万葉集で梅を詠んだ歌120首、桜を詠んだ歌は40首程度。
・大宰府の長官だった大伴旅人宅で「梅花の宴」が開かれた。
◎平安時代、古今和歌集で桜を詠んだ歌の方が多くなる。
・嵯峨天皇が「花宴」を開く。宮中では盛んに花見が催された。
◎鎌倉、室町時代には武士にも好まれ、将軍は花見に出かけた。
・豊臣秀吉が奈良・吉野で花見を開く。京都・醍醐寺でも盛大に行った。
◎江戸時代には、寺社や大名屋敷などで桜が見られた。
・上野・寛永寺創建(1625年)。境内(後の上野公園)に吉野から取り寄せた桜が植えられる。
・大規模な植樹で花見の大衆化に貢献したのが8代将軍・徳川吉宗。
飛鳥山(北区)、向島(墨田区)、御殿山(品川区)に植樹。
・この頃人々が見ていたのは、エドヒガン、ヤマザクラ、オオシマザクラなどだったが、幕末~明治初め頃にソメイヨシノが誕生。
★ソメイヨシノ
・染井(豊島区)と吉野に地名から名付けられた。
・接ぎ木や挿し木で増やされたため、全国のソメイヨシノは遺伝情報が同じで、気候条件が同じであれば一斉に咲きそろう。
・葉より先に花をつけ、全体がピンクに染まる華やかさが好まれ、広く普及した。
・遺伝情報を解析すると、上野公園の4本が親木となって広まった可能性が高い。
★桜餅
・「長命寺」と「道明寺」の2種類に分けられる。
・「長命寺」は、吉宗が桜を植樹した隅田川沿いの長命寺の門番が1717年、落ちた葉を活用して考案。江戸で桜餅の販売が始まる。花見客に好評で、江戸名物となる。
・「道明寺」は、つぶつぶとした食感で、関西で流行。
・「店で売られている桜餅は?」(ネットアンケート) 「道明寺」(54%)、「両方」(32%)
32道府県で「道明寺」の割合が最も高かった。 皆さんはどっち派?
「伊勢物語」の在原業平の「世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」歌が載っていました。
現代語訳は、「この世の中に全く桜というものがなかったなら、春を過ごす人の心はどんなにのどかであることでしょう」ですが、私のような凡人は、桜で心が落ち着かなくなることはなく、のどかな自分を実感できてうれしくなりますが、皆さんはいかがですか?
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