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No弐-718  注目力士・北青鵬

 大相撲春場所が始まって、今日で4日目。新入幕の北青鵬(宮城野部屋)という力士をご存知でしょうか?

 身長2m4㎝の最長身力士です。2月28日(火)のスポーツニッポンにこんな記事が載っていました。

 

★長身力士

・日本相撲協会は1953年秋場所前から十両以上の身長、体重を計測している。

・公式計測以前の昭和以降の最長身は、①「不動岩」(関脇)2m12㎝。

・②「出羽ケ嶽」(関脇)2m6㎝、⑥「大内山」(大関)2m2㎝。

・計測以降は③「曙」(横綱)「琴欧洲」(大関)「北青鵬」(幕内)

・今場所の幕内平均身長は、1m84.6㎝(1951年1m78㎝)

 

 3月11日(土)の朝日新聞にはこんな記事がありました。

★江戸時代の長身力士

・「関とりの 乳のあたりに 人だかり」(1765年発行の「誹風柳多留」初編のある1区)

・男性の平均身長が160㎝に満たない江戸時代、力士は図抜けて大きく見えただろう。

・この時代は、大きく見栄えが良いというだけで番付に大関として載る「看板大関」が存在した。

・土俵入りだけして、相撲は取らない者もいた。

・「生月鯨太左衛門(いけづきげいたざえもん)」は、7尺6寸(約2m30.3㎝)。

・「大空武左衛門(おおぞらぶざえもん)」は2m27㎝。牛をまたいだという逸話がある。

・ともに、さほど強くなかったと語り継がれる。

・「釈迦ケ嶽雲右衛門(しゃかがたけくもえもん)」は2m26㎝。優勝相当成績複数回の看板大関。大人の顔が向こうずねにぶつかった落語「半分垢」のネタにされた。

 

★北青鵬のプロフィール

・2001年11月モンゴル生まれ、札幌市立ちの21歳。

・幼少期はモンゴルで過ごし、母の語学留学に伴って5歳で来日。

・6歳の頃、韓国の空港で当時の横綱・白鵬と偶然出会ったことが相撲を始めたきっかけ。

・小学1年から札幌相撲スポーツ少年で始める。

・中学から鳥取へ相撲留学。

・中3の頃、札幌へ逃げ帰ってしまったが、札幌巡業に訪れた白鵬に説得され、鳥取へ戻る。

・鳥取城北高3年時に全国高校金沢大会2位。

・20年春場所初土俵。序の口デビューから21連勝(高卒では歴代1位)。

 

・前回の計測(昨年12月)から4㎝も伸びた。

・昨年8月に宮城野部屋は、旧東関部屋が使用していた建物に移転。

・東関部屋の曙(横綱)と同じ場所で稽古をし、曙が過ごした個室でで暮らし、曙の映像を見て研究中。

・「将来的には曙さんみたいな相撲を取れたらいい」

 

 楽しみな力士が出てきましたね。今日も勝ちました。4連勝。