昨日の定例「2月のがるべる」は、16人の方が参加してくださいました。
タイムリーな参加は7人でも、読後にコメントをくださる方がいることが嬉しいです。
まさに昨日の「ブッククラブ」のように仲間の気づきにハッとしたり、あたたかいコメントにホッとしたりすることで、学びが深まリます。
まずは自分たちが自ら学びの交流を味わうことが大切ではないでしょうか?
第1部の「最初の近況報告と現場の情報交換」では、こんな情報が寄せられました。
・最初で最後の初めての調理実習。
・インフルエンザの流行、学級閉鎖。
・朝の検温報告は欠席者、早退、遅刻の児童のみ。
・3月からの給食指導 食べ終わった場合、マスク着用で会話してもよい。給食の終わり5分程度、両隣と大声にならない会話。
・航空業界も3月13日からマスク着用は個人判断。
第2部の専門がるべるは、横浜市のT先生の「読書の楽しさを知る方法~ブッククラブの実践~」でした。
★読書アンケート(がるべる11人回答)
①読書は好きですか? はい(90.9%)、いいえ(9.1%)
・例年子どもたちは8割くらいが好きと答える。(学習まんがも読書と捉えている)
②いつから好きですか? 大人になってから(60%)、物心ついたときから(30%)、子どものころ(10%)
③きっかけ 〇「キツネ山の夏休み」、「ちいさいモモちゃん」、山田詠美さんの本、出会いが多様、楽しい、主人の勧め、子離れのため、知識や情報、母親が寝る前に読む、母の読み聞かせ、本好きの子どもと共通の話題、生活を豊かに。
△YouTubeを聞き流す受動的な行動に慣れ。
・小中学生のうちに読書の価値を知った上で、読書習慣を身に着けられるかが大事。
★読書は何のためにするのか?
・教養、心を満たす、視野を広げる、語彙力、創造力・・・
・価値を知る経験をさせてあげれば、読書好きになってくれるはず。
・「楽しいから読む」という子どもたちでいてほしい。
★ブッククラブ
・1グループ3~5人のメンバーが同じ本を読んで語り合うという読書の方法。
・各自の読みを互いに共有することで、自分とは異なる視点に気付くようになる。
・十分に読めていなかったところがよく分かるようになる。
・作品についてより深く考えながら読めるようになる。
・読書の幅を広げるのに適している。
・自分の疑問や感じたこと、考えたことを共有し合うので自分の考えを表現しやすい。
・協力して自分たちで意味をつくり出す楽しさも味わえる。
◎進め方
①「本を選ぶ」・上級・中級・初級、スポーツ・仕事・動物・ものづくりのジャンル
・本(実物、簡単なあらすじ、目次)を示す。
・教師が下読みして子どもたちはハマリそう作品をピックアップ。
②「グループを決める」・15作品ぐらいから第4希望までを出し、教師が調整。
③「実際に本を読む」・グループごとに計画(めあて、いつまで、どこまで)。
自分の目標、グループの目標。読書ノートの活用。
④「話し合う」
1.ミニレッスン(10分) 「優れた読書家が使っている方法」関連づける、質問する、解釈する、推測する、整理する、批判的に読む・・・
2.めあて 3.話し合う(書かれていた内容をリレー形式で確認、初めて知った事、疑問、一番大切だと思ったこと)何に焦点を当てて話し合っても良い。
⑤「振り返る」、4.ふりかえる 5つの評価の観点、自己採点(10点満点)、最終感想。
★子ども思いの父親、子ども思いの母親、自分思いの少年の話
・授業参観で保護者参加型で実施。
T先生の素晴らしい実践、参考になったでしょうか?子どもが育ついい授業には、必ずきめ細かい準備と適切で意図的な手立て(仕掛け)があるんですね。
こんな刺激をきっかけに、がるべるのメンバーでも、もっともっと気軽に「教材トーク」をしていきませんか?
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