· 

No弐-696 1枚の写真から3  

先週2月15日(水)の朝日新聞朝刊にあった「第83回国際写真サロン」の受賞作品から今日は、「国内の作品」の中から「審査委員特別賞」に輝いた3作品からです。

 

①翻車魚 中国が由来。水をくみ上げるための水車や、ひっくり返った車輪という意味から。

 

★マンボウ

・さまざまな魚の中でもその生態がよくわかっていないなぞの魚といわれている。

・学名「モラモラ」(石臼、丸い体つき)、英名「SUN FISH」(丸い体が浮かんでいる様が太陽のよう)地方名「浮木(ウキ、ウキギ、ウキキ)」(海面に浮かぶ姿を木が浮かんでいるよう)。

・大きさは、日本の水族館などで見られるものは1mほどの小さなマンボウだが、最大で全長333センチメートル、体重2.3トン。

・たくさんの卵を産卵する。マンボウは1回の産卵でなんと3億もの卵を産卵するが、成魚になるのは2~3匹。

・ふだんは200m前後の海域で生活をしている。

・エサは、ほとんどはクラゲなどの軟質性の生き物や動物プランクトンを食べる。

・背びれ、尻びれは長く発達し、舵びれ(橋尾)を補助で動かして進む。水面で泳いでいるときに水面に突き出た背ビレがサメのヒレに見えて驚く人がいる。

・刺し網・流し網・トロール漁などによる混獲により生息数が減少している。特にアイルランドやポルトガルでは網にかかる個体の減少が著しい。

・商業的に食用とされることは少ないが、日本の一部と台湾で食用とされる。

・日本では主に夏から秋にかけて定置網で混獲され、専門的に狙う漁師は少ない。

・フグ目に属し、特徴的な丸い目には寄生虫が付いていて、ほとんど見えていないため、よく水族館等のガラスにぶつかる。

・泳ぎが下手で自ら水槽の壁に体をぶつけて弱ってしまい、寄生虫が多いので飼育が難しい。

・国内での飼育記録としてはマリンピア松島水族館で飼育されていた「ユーユー」が1379日。

・日本では海遊館、鴨川シーワールド、サンシャイン水族館、名古屋港水族館などで飼育展示。

 

 

②「マンボウ」亀田穂さん(千葉市)

 「これは何でしょう?」といえば「マンボウ」と答えられるでしょうか?

 実は、この謎めいた光の正体は、花火で、目の部分が昆虫の目を合成したんだそうです。

 

 まずは、漢字に親しませます。その後、マンボウの雑学を紹介します。

★マンボウ漢字クイズ

 ①翻車魚 ②満方 ③円魚

 

 

③「浜の朝」野瀬みつこさん(三重県松坂市)

 この写真ならどう扱うか悩みます。まずは「事実発見トレーニング」でしょうか?

 持ち物、服装、履物などに目が行きます。

 次におばあちゃんの仕事をタイトルから考えさせてみたいです。

 松坂市は、「松坂牛」で有名ですが、漁業では、あさり、青さのり、黒のりが主要水産物なんだそうです。きっとそういうお仕事をされているのではないかしら?

 持っているティッシュは何のためなんでしょうね?

 大きいサンダルは、旦那さんのかしら?息子さんのかしら?想像が膨らみますね。