先週2月15日(水)の朝日新聞朝刊にあった「第83回国際写真サロン」の受賞作品が目に留まりました。私ならこの写真を授業にどう使おうか考えてみました。
今日は、「海外の作品」の中から「審査委員特別賞」に輝いた3作品からです。
①「自撮り」アレクサンダー・スビリドフさん(カナダ)
「あれっ?これってどっかで見たことある?」と思った人もいるのではないでしょうか?
★ジュゼッペ・アルチンボルド(1526年~1593年)
・イタリア・ミラノ出身の画家。マニエリスムを代表する画家の1人とされる。
・静物画のように緻密に描かれた果物、野菜、動植物、本などを寄せ集めた、珍奇な肖像画の製作で世に知られる。
私なら「事実発見トレーニング」をします。気が付いたことを順に発表させていきます。
「何人いるんだろう?」、服装や背景などいろいろな気づきがあるはずです。
そして、その後に、アルチンボルドさんの作品を紹介します。寄せ集めると作品になることに驚くはずです。
また、16世紀にこんな絵を描いていた人がいたとは?日本では信長(1534~1582)が生きていた頃ですからね。
②「不満」イペクシアン・カリーヌさん(ロシア)
「事実発見トレーニング」をすれば、すぐに涙を流していることに気が付くはずです。
私は、タイトルが気になりました。なぜ「不満」なんだろう?
どんな不満があったか、想像させてみてもおもしろいかもしれませんね。
意外にロシアの人だから、この女の子の涙は、戦争への不満かもしれませんよね?
③「ズルジャナ」サイード・マタン・ハシェミ・アガジャリさん(イラン)
タイトルが気になりました。ご存知でしたか?
★ズルジャナ
・イラン政府は2021年2月1日、宇宙ロケット「ズルジャナ」の初めての試験発射を成功させたと発表。
・ズルジャナは約26mの3段ロケットで、第1段と第2段に固体燃料エンジンを搭載し、第3段に液体燃料エンジンを搭載し、1tの弾頭を約5000km先まで飛ばせる。
この白い馬がロケットなら、この獣医さんたちは、必死に止めようとしているのでしょうか? 子どもたちは、どんな想像を膨らますでしょうね?
<明日につづく>
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