今日も「睡眠」?と思われた方、失礼します。実は、タイムリーなことに昨日2月7日(火)の日本経済新聞の「都道府県ランキング」が「睡眠時間」だったのです。
それでは、早速クイズです。
1.睡眠時間が最も長かった都道府県はどこだったでしょう?
①青森県 ②高知県 ③鹿児島県
2.睡眠時間が最も短かった都道府県はどこだったでしょう?
①大阪府 ②神奈川県 ③東京都
★総務省・社会生活基本調査
・新型コロナウイルス下の2021年に平日の睡眠時間が1976年の調査開始以来初めて増えた。
・10歳以上の男女の全国平均は1日462分(7時間42分)。前回(16年)より13分増加。
・増加は10才以上で調査開始の1966年以来初。15才以上でも調査開始の1976年以来初。
★都道府県別
上位①青森県(480分) ②高知県(477分) ③秋田県、鹿児島県(476分)
・上位は農業県で、職住近接暮らす人が多く、通勤・通学時間が短いのが特徴。
下位①神奈川県(454分) ②東京都(455分) ③兵庫県、静岡県(458分)
・下位は長時間の通勤・通学が当たり前の大都市圏が目立つ。
・通勤・通学時間が短い都道府県ほど睡眠時間は長い傾向にある。
・通勤・通学時間が40分以上の8都府県は平均459分に対し、30分未満の9道県は平均471分と長かった。
増加上位①埼玉県(23分増) ②沖縄県(22分増) ③千葉県(20分増)
・福岡県(19分増)、愛知県(18分増)、大阪府、東京都(12分増)と主要な大都市圏は10分以上増加。
・ベッドタウンの色合いが濃い県ほど増えている。
・通勤・通学時間の短縮幅が大きい都道府県ほど睡眠時間の増加幅が大きい傾向。
・コロナ下でテレワークが急速に普及し、通勤・通学の時間が減って少し長めに眠れるようになった。
・年齢層別に睡眠時間の増加幅をみると、未成年や高齢者よりも現役世代で大きく伸びている。
・青森と神奈川との地域差は26分と16年の39分より縮まった。
★大久保敏弘教授(慶応大学)の話
・コロナ下で通勤時間と労働時間が減少して一時的に睡眠時間が長くなった可能性が高い。
・日本の労働時間はもともと長く、多くの会議、事務仕事や雑用に追われていて、さらに人手不足。ここを超えない限り睡眠時間は増えない。
3日間「睡眠」を話題にしてきましたが、子どもが健全に育つには、睡眠の大切さをあらためて気が付く機会になりました。
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