先週1月28日(土)日本経済新聞別冊「プラス1」の「何でもランキング」は、「発酵食品クイズ」でした。この週末まで温めておきました。ぜひ気軽な気持ちでチャレンジしてみてください。
★味噌、しょうゆ、酢、酒、納豆。日本は世界有数の発酵食品大国。免疫力や腸活による健康志向に注目されるは発酵とは?( )は正答率。
No.1 「甘酒」はいつの季語でしょう?(22.3%)
①春 ②夏 ③秋 ④冬
No.2 「もろみ酢」は何の副産物でしょう?(23.3%)
①泡盛 ②米酢 ③どぶろく
No.3 「清酒」のアルコール度数は何%未満でしょう?(24.7%)
①22% ②20% ③18%
No.4 食品の発酵に関わる「微生物」を大きく分けるとどうなるでしょう?(24.8%)
①カビ、ウイルス、乳酸菌 ②細菌、酵母菌、カビ ③納豆菌、酢酸菌、乳酸菌
No.5 「ワイン」は発祥の地といわれるのはどこでしょう?(25.1%)
①フランス ②ジョージア ③ウクライナ
No.1 「甘酒」季語は、②夏
・初詣で出される「寒い冬に体を温める飲み物」という印象が強いが、歳時記には「夏の季語」とある。
・江戸時代から夏バテ、熱中症の防止や暑気払いで飲むことも多く、冷やして味わう夏の風物詩として親しまれてきた。
・甘酒は「飲む美容液」「飲む点滴」などといわれるほど栄養が豊富。
・ビタミンのほか食物繊維やオリゴ糖には腸内環境を整える働きがある。
・甘酒には、2種類ある。①蒸した米にこうじ菌を繁殖させた米こうじを入れて発酵させたノンアルコールの米こうじ甘酒
②清酒の副産物である酒かすを水で溶いた酒かす甘酒
・冷やして飲む夏の甘酒も定着し、市場規模はこの5年で2倍以上に増えている。
No.2 「もろみ酢」は、①泡盛の副産物。
・もろみ酢は酢の一種だが、調味料の酢ではなく、清涼飲料水に分類される。
・酢酸は含まれず、飲みやすいのが特徴。
・疲労回復に効果があるクエン酸を豊富に含む。
・もろみとは、酒や味噌の醸造工程で複数の原料が発酵して柔らかい状態になったもの。
・もろみはタイ米から造った沖縄の地酒・泡盛の副産物で、もろみを搾ってろ過する。
No.3 「清酒」のアルコール度数は①22%未満。
・清酒とは、米と米こうじ、水を主な原料として発酵させた酒。
・清酒のうち、日本産の米を使い、国内で醸造したものだけを日本酒と呼ぶ。
・酒税法の規定で、清酒のアルコール度数は22%未満と決まっている。
・平均的には15%前後のものが多い。
・2014年には清酒酵母に「睡眠の質を高める効果がある」という研究結果が発表され、話題になった。
No.4 食品の発酵に関わる「微生物」を大きく分けると②細菌、酵母菌、カビ。
・発酵を促す微生物は細菌、酵母菌、カビの3種類に大別される。
・納豆菌、酢酸菌、乳酸菌はすべて細菌。
・酵母菌は酒を造るときに使い、種類によって「ビール酵母」「ワイン酵母」「清酒酵母」などがある。
・パンが膨らむのも「イースト」という酵母の作用。
・味噌やしょうゆなどの発酵調味料づくりに欠かせないこうじ菌はカビの一種。
・チーズはカビ、乳酸菌、酵母などの微生物の組み合わせで様々な種類が生まれる。
No.5 「ワイン」発祥の地は、②ジョージア
・ワインの歴史は古く、黒海の東に位置するジョージア(グルジア)が発祥とされる。
・2017年に首都トビリシ近くの遺跡から、ワインを造った遺跡のある約8000年前の土器が見つかった。
・現在、ワインの生産の中心はジョージアからフランスやイタリアに移っている。
・ワインは、ビールや日本酒と違い、仕込み水を使わない。
・ブドウ果汁に酵母を加えることで、糖分が分解されアルコールとなる。
<明日に続く>
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